消費増税前に なぜ値上げラッシュが続くのか? そして「買いだめ」すべきでない理由

カテゴリ:国内

  • 消費増税前に食品や文房具など相次いで値上げ
  • 値上げの理由は『原材料費』『人件費』『物流コスト』の高騰
  • 専門家は「買いだめはすべきでない」と指摘

4月以降まだまだ続く値上げラッシュ

2019年4月以降、大型ペットボトル飲料麺製品乳製品などが相次いで値上げされた。
7月に入ってからも『値上げの波』は収まっていない。

カゴメは飲料の主力商品である『トマトジュース』や『野菜生活』シリーズなど、16品目を5%から10%値上げした。

料理に欠かせない塩も…「赤穂の天塩」を販売する「天塩」は、市販用の商品を約4%から9%値上げ

伯方の塩」も15商品を最大で11.4%値上げしている。

そして8月から値上げする商品もある。永谷園は、即席みそ汁スープホットケーキミックスなどを約5%から10%値上げする。

また、46年ぶりの大凶作となっている「のり」も、各メーカーが値上げへ踏み切る。
国内有数のシェアを誇る「白子」はすでに、のり商品全般を6月出荷分から1%から8%値上げ済みだ

8月からは、はごろもフーズも、のり製品26品目を約2.3%から11.8%値上げするとしている

食品以外にも拡がる値上げの「波」

『夏の値上げラッシュ』は、食品以外にも拡がっている。

学校の授業には欠かせないノート鉛筆などの文房具。コクヨキャンパスノート(B5判30枚)は、7月1日から10円値上げされ170円に。

女性A:
困りますね。教科によってノートは使い分けるので、いっぺんに10冊単位でなくなっいくので…

女性B:
文房具、結構高いですね。安いにこしたことはないですよね

年間1憶冊も売れるという、コクヨのノート。4年ぶりに値上げする理由について担当者は…

コクヨ広報 吉村茉莉氏:
値上げの要因は原材料費の高騰・海外生産拠点での人件費・物流費の高騰です

さらに三菱鉛筆のブランド「ユニ」も、7月から一部商品が1本10円、1ダースあたり120円の値上げとなっている。

なぜ増税を控える今 値上げするのか?

値上げの理由としては『原材料費』や『人件費』、『物流コスト』の高騰などがあげられる。
しかし、消費税増税前の今、なぜ値上げが相次いでいるのか?専門家はこう指摘する。

第一生命経済研究所 永濱利廣首席エコノミスト:
10月に消費税増税を控えている。前回5%から8パーセントに消費税を上げたときにかなり消費が落ち込んで売り上げが落ち込んだという経験をしていますので、(企業・メーカーは)増税前のうちに値上げをしておきたいという考えにつながっていると思います

増税前の買いだめは実は得策ではない?

ただし、値上げ前の『買いだめ』は得策ではないとも指摘する。

永濱利廣首席エコノミスト:
前回の消費税増税時もそうだったが、大きく値引きをする可能性のある家電や車などは、むしろ増税後に買ったほうが安く買えるものも結構ありますから。そういう意味では、あまり駆け込み(の買いだめ)は過度にやらなくてもよいので、冷静に対応する必要はあります

生田竜聖アナウンサー:
第一生命経済研究所の永濱さんによりますと、10月の増税後でも、「お酒以外の飲料」「食料品」は『軽減税率』の対象で『8%』に据え置かれる。また、スーパーなどは消費を落ち込ませないように特別な『セール』を展開する可能性があり、慌てて買いだめをするような必要はない…ということです。

(「めざましテレビ」7月9日放送分より)

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