まだまだ全国的に梅雨は明けていないが、夏はもうすぐ。海やキャンプ、肝試しなど、夏ならではのイベントをいろいろ計画している人も多いだろう。
そんな今年の夏に、大都会・東京で一風変わったコンテンツが企画されている。池袋の「SKY CIRCUS サンシャイン60展望台」で、「天空のジップライン~大都会の空を疾走しよう~」と題し、サンシャイン60ビル屋上でのジップラインを7月24日から期間限定で実施するというのだ。
「ジップライン」とは、ワイヤーを滑車で滑り降りるスリル満点のコンテンツ。森などの自然豊かな場所にワイヤーを張ることが多いが、今回はサンシャイン60ビルの屋上に設置し、地上231メートルの高さから滑走体験ができ、東京都心を見下ろせるという。
ホームページには「大都会の空を疾走する全く新しいスリルをお楽しみください」「風が吹いた際には一層のスリルをお楽しみいただけます」と書いてある。
でも設置場所が高いってだけで、実は、周りはしっかり囲まれた屋上になっていて、そんなに怖くなかったりして…。実際はどうなのか?サンシャイン60展望台の担当者に話を聞いた。
2012年までは高い柵があったが取り払った
――屋上でのジップラインを企画した理由は?
閉鎖している屋上の新しい活用法を検討した中で、“体感型展望台”として、新たな体感を提供できるジップラインであれば高層のサンシャイン60ビルの魅力を伝えられるのではないかと考え、トライアル企画として決定いたしました。今回は期間限定で実施いたします。
――サンシャイン60の屋上ってどんなところ?
開放していた2012年までは高い柵がありましたが、現在は取り払っています。安全面の観点から、体験されるお客様には一列での移動やハーネスと安全帯を付けていただくなど、いろいろと制約もございます。
――ジップラインが設置される場所はどこ?
屋上の端ギリギリとまではいかないのですが、かなり近い場所にジップラインの乗り口を設置します。屋上からの高さは5メートル(地上からは231メートル)ほどで、ここから約18メートルの距離を滑っていただきます。
体験したスタッフが「本当に怖かった!」
――スピードはどのくらい出るの?
計っていないので分からないのですが、約18メートルを滑り降りるのに、6秒程度になるかと思います。
――スタッフがテストで体験した際の感想は?
「そんなに怖くないんじゃないの?」と思っているスタッフが多かったようですが、実際にやってみると、声を揃えて「本当に怖かった!」ということでした。また、池袋エリアにはあまり高層ビルがありませんので、東京の街並みを見下ろしつつ、ジップラインはスピードも出るので、解放感があったと聞いています。
――来場者にはどのように楽しんでほしい?
今回はご体験いただける人数が限られますが、ぜひこの機会に池袋で一番高いビルの屋上で地上とは違った空気を感じ、池袋の中心で絶叫して、忘れられない夏にしてほしいと思います。
たしかに写真を見ると、ジップラインの設置場所は屋上の端の近くで柵もない。ハーネスなどに繋がれて安全だと言っても、スリル満点なのは間違いないだろう。
開催期間は7月24日~9月23日(9月2日は休み)まで。料金は1000円で、別途、展望台入場料が必要となる。
利用には年齢・身長などの規定(9歳未満、身長110センチ未満はNGなど)があり、整理券制だということだが、気になる方は、ぜひチャレンジしてみてほしい。
(画像:サンシャイン60展望台)