売り上げが伸びるのは夏!

子供だけでまぐろを4皿を注文するなど、幅広い世代で大人気の回転寿司!この夏、大手3社からは注目の新ネタが続々登場している。

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スシローは山盛り系メニューの4品。

くら寿司は高級なネタを中心とした8品。

はま寿司は、産地にこだわった12品を提供している。

なぜ夏メニューに力を入れるのか?

くら寿司 広報宣伝部・辻明宏さん:
家族連れも増えて、夏なのでさっぱりしたものお酢・酢飯などが 求められるのではないかと思います。

各社とも夏の時期が売り上げを大きく伸ばすというのだ。

そこで今回の「スゴ撮」では、回転寿司チェーン大手3社の進化を徹底調査!人気寿司ネタのおいしさの秘密を探る。

100種以上の豊富な品揃え!人気No1は3社とも同じ

まずは3社のメニューを詳しくチェック!

年間売り上げ8年連続1位、全国で約520店舗を展開する「スシロー」は、現在130種類以上のメニューを販売。

シャリが見えないほどの新作「爆盛りびんとろ」は、3切れのビントロマグロの上にネギマグロまで乗って、お値段は150円(税抜き)。

黒瀬翔生アナウンサー:
甘みがずっと口の中に残ります。いや~贅沢!

続いては、全国約430店舗の「くら寿司」

現在、約160種類のメニューを展開している。

新作は「国産 しまあじ」をはじめ、高級日本料理店でおなじみのはもを使った「はも天寿司」など、高価なネタを200円(税抜き)で販売。

はも天寿司を食べてみると・・・
黒瀬翔生アナウンサー:
身が柔らかくて、ホクホクしていて美味しいです。

そして、店舗数500以上と近年、業績を伸ばしている「はま寿司」は、豊富な約240種類のメニューを提供している。

自慢の新メニューは、良質な漁場と言われる愛媛県宇和島遊子産の「活〆かんぱち」(税抜き150円)だ。

黒瀬翔生アナウンサー:
あっさりしていますが、後から旨みが押し寄せてきます。

各社、100種類以上のメニューを展開しているが、何が売れ筋なのか?

それぞれの人気メニュートップ3を見てみると、 はまち、とろサーモンなどが2位と3位に入っている。そして、人気1位は3社ともまぐろだった。

見た目はそれぞれ違うが、3社ともネタとシャリがベストマッチするように追求し、同じ100円で提供している。

そこで、各社のまぐろへのこだわりを聞いてみた。

素材・熟成・解凍 「醤油」にも注力

まずは、お店で手切りしているスシローから。

スシローグローバルホールディングス コミュニケーション企画推進室 販促課主任・宮川真由美さん:
大型のメバチマグロに厳選しております。

現在、スシローで提供しているのは、40kg以上の大型のメバチマグロ。

赤身が濃く、味が濃厚といわれている。

黒瀬翔生アナウンサー:
まぐろの旨味がガツンと来ました。味がとても濃いです。

続いて、くら寿司のこだわりは「熟成」。

まぐろを加工している様子を特別に取材させてもらうと、埼玉県日高市の工場には、100人のスペシャリストたちがマグロをカットする姿があった。

くら寿司ではバチマグロやキハダマグロなど、複数のマグロを使用している。

くら寿司 広報宣伝部・辻明宏さん:
36時間かけ熟成させて、旨味が引き出された状態で提供するという、こだわりのマグロです。

それぞれのマグロを適度に熟成させ、旨味成分のイノシン酸をアップさせたことで、売り上げも約1.5倍に増えている。

黒瀬翔生アナウンサー:
しっとりしているので、よりまぐろの旨味を感じやすいです。

はま寿司のマグロは、メバチやキハダを使用。

こだわりは、鮮度を保つための「温塩水解凍」だ。塩を使った温水で解凍することで、旨味を逃がさずに提供できるという。

さらに、美味しさのこだわりは、もうひとつ。

はま寿司 販売促進課・木谷佳央さん:
5種類の醤油を用意しております。

はま寿司では、だし醤油・日高昆布醤油・まろやかぽんず・さしみ醤油・濃口醤油の5種類の醤油を提供。その中でも、マグロには「だし醤油」がオススメだという。

黒瀬翔生アナウンサー:
ほどよく脂がのっていて、甘みがどんどん押し寄せてきます。だし醤油も甘みを引き立たせています。

進化したシステム&ひんやりスイーツも登場!

また、回転寿司はサービスも進化している。

スシローでは、持ち帰り寿司専用の保冷ロッカーを導入。
スマホで注文し、ロッカーのパネルにQRコードをかざすと、 都合の良い時間に受け取ることができる。

くら寿司では、テーブル番号の発券などを機械が担当。
席までの誘導もモニターで案内することでスタッフ数を減らし、回転率もアップしているという。

はま寿司では、席の案内役にペッパー君を導入。業務軽減だけでなく、お客を楽しませる狙いもある。

そして各社、サイドメニューも進化!

約50種類のサイドメニューがあるスシローでは、パティシエのスタッフを置きスイーツを強化している。

この夏のイチオシは、「ミルク宇治金時かき氷パフェ」(税抜き280円)だ。

黒瀬翔生アナウンサー:
あんこの甘みとかき氷にかかっている抹茶の少しほろっと苦い、甘みと苦味がマッチしています。

サイドメニューが約60種類あるくら寿司では…

溶けやすい為に10年前にはなかった「本格かき氷」が登場。寿司が回る通常レーンに比べ、その上のレーンは最速10倍の速さで、かき氷の提供を可能にした。

ふわふわ仕上げのイチゴ味は、280円(税抜き)だ。

約70種類を誇る、はま寿司のサイドメニューは?

はま寿司 販売促進課・木谷佳央さん:
2~3週間に1度、期間限定の商品を導入しております。

若者に人気のタピオカ・ラテ(税抜き250円)の開発や流行の濃厚バスクチーズケーキ(税抜き200円)を提供している。

メニューのバリエーションも設備もさまざまな回転寿司。あなたはどのお店が気になっただろうか?
今後も新メニューが続々と登場するということなので、それぞれの店で違いを楽しむのもいいかもしれない。

(「めざましテレビ」『スゴ撮』7月8日放送分より)