飲む力が衰えた高齢者をとろみが救う…とろみ付き自動販売機を病院内に設置【新潟発】

カテゴリ:国内

  • とろみ付き自動販売機を新潟県内で初めて設置
  • 飲み込む力が衰えた高齢者などをサポート
  • とろみは3段階で味は6種類から選ぶことができる

県内で初めてとろみ付き自動販売機を設置

飲み込む力が衰えた高齢者などをサポートしようと、とろみを加える新機能のついた自動販売機が新潟市内の病院に新潟県内で初めて設置された。

水谷悠莉アナウンサー:
一見なんの変哲もない普通の自動販売機ですが砂糖やクリームなどのほかにとろみの有無を選択するボタンがあります

飲み物にとろみをつける世界初の調理機能を搭載した自動販売機で新潟県内での設置は初めてだ。

自動販売機ではとろみの濃さを3段階から選ぶことができる。コーヒー以外にも緑茶にココア、ジュースなど6種類ほどある。また安全を考慮し、ホットは45度で提供されるのでやけどの心配もない。

とろみボタンを押したらとろみの濃さを選択しブレンドコーヒーを購入!そのお味は?

水谷悠莉アナウンサー:
コーヒーの苦みや香りはあり、味はコーヒーそのものです。ただ食感はとろとろ。コーヒーゼリーとまでいかないんですが、柔らかめのわらび餅みたいな食感です

とろみは飲み込む力が衰えている高齢者に有効

このとろみが飲み込む力が衰えた高齢者などをサポートすると専門家は言う。

日本歯科大学 新潟生命歯学部 藤井 一維 歯学部長:
口の中には道路が2つある。空気が通る道路と食べ物が通る道路。ふつう我々は何も意識せず、水を飲めば水は胃のほう食道を通るし、空気を吸えば気道に入る。これを体は反射的に空気の道にふたをする。完全にふたをしきれない場合には、液体だと気道にスッと入ってしまう

液体が肺に入ることで、最悪の場合、誤嚥性肺炎に至るおそれもある。
しかし、とろみをつけることで、良い効果が得られるという。

日本歯科大学 新潟生命歯学部 藤井 一維 歯学部長:
重みもできるからそのまま食道のほうに落ちていくということで、間違って肺に入らないようにそういう予防が出来る。

この自動販売機に患者は…

患者:
飲みやすい。とろみはちょうどいい

患者:
年とってくるとなかなか飲み込みにくくなるので、こういうとろみがついたのは良い

安全に水分補給できるだけでなく好きな飲み物を味わう楽しみもサポートするとろみ機能付き自動販売機。県内でも今後、広がりを見せそうだ。

(新潟総合テレビ)

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