1300年の歴史を持つ“越後最古の寺”国上寺の“イケメン官能絵巻”が物議!? 住職を直撃取材!

カテゴリ:国内

  • 1300年の歴史を持つ寺の外壁にセクシーな“イケメン官能絵巻”が描かれ物議に
  • 騒動となった寺は新潟県燕市の文化財に指定されていて由緒ある寺
  • なぜ“イケメン官能絵巻”を描いたのか?その狙いを住職に聞いた!

歴史ある寺の外壁に登場したのは?

越後で最も古いと言われる新潟・燕市の国上寺で、ある騒動が起きている。そのワケが...

この春、本堂の外壁に描かれた“イケメン官能絵巻”だ。ここに描かれている5人の男性は、上杉謙信や源義経、武蔵坊弁慶に良寛、酒呑童子と、いずれも国上寺に深く関係する歴史上の偉人や伝説上の鬼だという。

この5人のセクシーな絵は、寺の各所に置かれており、寺はこれらを“イケメン官能絵巻”と名付け、2019年4月から公開してきたのだ。

709年に建立され、1300年以上の歴史を持つ国上寺は、燕市の文化財にも指定されている由緒ある寺。
かつての本堂は、長い歴史を物語るかのような趣ある姿をたたえていたのだが…

今、その雰囲気は一変している。

なぜ住職は、寺をこのように変えてしまったのだろうか?
国上寺の山田光哲住職が「直撃LIVEグッディ!」の取材に答えてくれた。

住職「普通の絵を描いても話題にならない」

山田光哲住職:
普通の絵を描いていただいても、何も「話題」にはなりません。過激に「話題」性があるように描いていただいて…

「話題」という言葉を繰り返す住職。なぜ、「話題」になる必要があったのだろうか?

山田光哲住職:
この歴史のあるお寺を、運営上、維持管理するというのはなかなか大変なこと。人集めのために、話題性のある絵を描いていただいたということでしょうか。

古いお寺を維持・管理するには予算が必要で、そのために参拝客や観光客をお寺に集める必要があったというのだ。
それでは、なぜ住職は話題作り・人集めのために“イケメン官能絵巻”という手段を選んだのか。

今回、イケメンとして描かれた歴史上の人物の絵とは...

歴史上の名だたる人物がイケメンに!

上杉謙信…ほぼ全裸の姿で見事な腹筋を見せているのが戦国時代に活躍した“越後の龍”
→生前、祈願のため国上寺を訪れていたという

源義経…妖艶な衣姿で笛を奏でているのが平安時代、源平合戦で源氏を勝利に導いた人物
→兄・源頼朝に追われ平泉に逃れる際に国上寺の本堂に身を隠したとされる

武蔵坊弁慶…優しい表情で背中を流すのが、義経の最強の相棒

山田光哲住職:
若い女性をターゲットとして、若い女性たちに見に来ていただく。若い女性たちが見に来ることによって、若い男性陣もまた追随して来るのかなと思い、若い女性が見て胸がキュンキュンするような絵を描いていただいた。

まずは、若い女性の心をつかむための“イケメン官能絵巻”だったというが…地元では、賛否の声があがっている。

賛成・反対 意見はさまざま...

倉田大誠アナウンサー:
スタジオでもいろんな意見が出ていましたが、安藤さんはどうですか?

安藤優子:
私は、あり・なし簡単に言えないですね。この絵を見てみたいか、見たくないかと言われたら、私は見てみたいです。でも、なぜお寺に描いたのか…お寺じゃなくても良かったんじゃないかなとも思います。

宮澤智アナウンサー:
たしかに、展覧会とか作品集とかでこういう絵は見てみたいなと思いますね。

安藤優子:
ものすごいチャレンジだと思いますし、人に来ていただきたいというお寺の大変切迫した思いを感じます。文化財とはいえ、お金がなくては維持していくことが出来ないわけですからね。

木下康太郎フィールドキャスター:
とにかく賛否両論なんです。否定派の方の意見を見ていきましょう。

否定派の意見
・官能絵巻から、そのうちエロAVに入っていく可能性がある
・市の文化財にあのイラストはふさわしくない
・文化財は文化財で意味のあるもの。もっと別の方法もあったのでは?
・見ていて恥ずかしくなる

木下康太郎フィールドキャスター:
否定派の皆さんの意見を聞いていると、子供に悪影響を及ぼすのではないかと危惧する声が多かったです。

安藤優子:
どういう風に悪影響なのかは、また別に議論をする部分ですよね。色っぽい感じのするものすべてが悪なのかというところは、短絡的に言わない方がいいのではないかと。でも、見ていて恥ずかしくなるというお母さんの気持ちも分かりますね。

中山エミリ:
アートとしてこの世界をお届けしてくださるっていうんだったら、こういう見方もあるんだと思えたんですけど、これを本堂にジャーンっていうのが衝撃的で…大事に守られてきたものがガラッと変わると、衝撃ありますよね。

木下康太郎フィールドキャスター:
賛成派の方の意見を見てみましょう。

賛成派の意見
・話題になって観光客が多く来るならいいのでは?
・神秘的なところがいいですよね
・従来のものではなく、チャレンジするという面ではいいと思う
・今風というか、悪くはないと思う

サバンナ高橋:
見たくない人は行かなければいいだけのことで、これを見て写真を撮りたいと思う人もいるでしょうし、そういう人はいてもいいと思いますけどね。

安藤優子:
でも、長らく地元で暮らしてらっしゃってこのお寺を誇りの思ってきた方たちは、そういう違和感が悲しいんじゃないでしょうか?

サバンナ高橋:
でも結局は、その人らが経営してくれるわけじゃないですからね~

光岡ディオン(ラジオパーソナリティ):
私は、文化財なのに住職が一人で決めてしまっていいのかな、もっとたくさんの地域の方の意見を聞かなくて良かったのかなと思ってしまいます。

木下康太郎フィールドキャスター:
そもそも文化財の改修には市への申請が必要だったんですが、今回は出していませんでした。その理由を山田住職にうかがいました。

改修を申請しなかった理由とは?

・昭和53年(1978年)に文化財になった。先々代の住職の時で、私がそこまで熟知していなかった。
・さらに…雨漏りなど破損の修理をするにも申請が必要。書類上の手続きなど認可を受けるまで時間がかかる。

木下康太郎フィールドキャスター:
山田住職は文化財指定を解除してほしいと思っているそうで、実際にそういった要請も市に提出しているそうです。

安藤優子:
文化財であることのメリット・デメリットを天秤にかけて、今回は文化財であるという位置付けをなげうってでも、“イケメン官能絵巻”でお寺の存続を選んだということですね。


(「直撃LIVE グッディ!」7月2日放送分より)

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