昨年度1年間に精神障害で労災請求した人は、1820件で過去最多になり、このうち自殺などで労災認定された人は、76人だったことがわかった。

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厚生労働省によると、昨年度1年間に過労によるうつ病などで精神障害を発症したとして労災請求した人は1820人で、6年連続で増加し、過去最多になった。特に30代、40代の女性の請求が増えている傾向にある。

自殺や自殺未遂で労災認定された人は76人で、このうち約半数が1か月の平均残業時間が100時間を超え、中には160時間を超えている人が6人いたという。

番組コメンテターの松江英夫さん(デロイトトーマツグループCSO):
30代40代の女性の方々が、想像以上に精神的な負荷があるということを重く受けとらなければならない。職場環境の改善をちゃんとやっていく必要がありますね。

内田嶺衣奈キャスター :
これだけ増えているということは、誰にでもなる可能性があるということ。そして治療してから戻ってくる方々を向かい入れる企業や社会の体制作りも必要だと思います。

(「Live News α」6月28日放送分)