「命を守るために取ってほしい行動」とは? 避難時の注意点を専門家が解説!

カテゴリ:国内

  • 九州に大雨特別警報の恐れ 気象庁は「自分の命は自分で守る意識で」
  • 避難時のレインコート 上下の分かれた派手な色が望ましい理由とは?
  • 避難する時に避けるべき場所がある…無理な避難がかえって危険なことも

7月3日も、九州南部を中心に降り続ける災害級の大雨。

「自らの命を自ら守る」ためには…

気象庁は2日連続で異例の会見を開き、「熊本県や鹿児島県付近では大雨特別警報を発表する可能性もある」と説明。さらに「自らの命は自ら守るという意識を持って」「特別警報の発表を待つことなく、早目の避難をお願いします」と呼びかけた。

「直撃LIVEグッディ!」はスタジオに静岡大学防災総合センター・牛山素行教授をお招きし、「命を守る行動」について具体的に説明していただいた。

大村正樹フィールドキャスター:
「命を守る」と気象庁も繰り返し話していましたが、実際にどうすればいいのか?見ていきたいと思います。

■命を守るために~ 避難のタイミング
早めの避難は当然だが、夜間や浸水状況によっては避難時に被災してしまう可能性もある。
⇒危険な場所に気付けず、避難時に被災するケース
⇒さらに道路が浸水している場合は10㎝程度でも道路の状態が分からず危険。用水路が見えず落下する可能性も…


大村正樹フィールドキャスター:
そのため、避難する場合は日のあるうちに行動するべきと牛山先生は話します。実際に26年前に起きた鹿児島県の水害では、有名な石の橋が、河川の氾濫によって崩落しました。また、避難時は服装に関しても注意が必要です。

■命を守るために~ 服装選び
・レインコートは、上下が分かれたタイプで、派手な色が望ましい
・はだしやサンダル、長靴での避難は危険。履きなれたスニーカーなどが望ましい


大村正樹フィールドキャスター:
いざという時、レインコートのズボンを結ぶと浮袋になるので、セパレートタイプが望ましい。さらに発見されやすいため、派手な色が望ましいということです。雨が降っていると長靴をはきたくなるかもしれませんが、長靴は中に水が入ると脱げやすくなるのでNGです。さらに、避難する時の道にも注意が必要です。

避難する際に避けるべき場所は?

■命を守るために~避難ルート
・マンホールや側溝が多い道路は避ける
・トンネルや立体交差の下は通らない
・木の棒や枝などで足元を確認しながら移動する
・無理をして避難所へ移動しようとするとかえって危険な場合も。安全かつ可能な範囲での避難を。

牛山素行教授:
私の調査だと、洪水・土砂災害で亡くなった方の約半数は外で亡くなっています。雨風激しい時には、外に出ること自体がかなり危険なわけです。だからこそ避難するなら早いタイミング、安全性が確保できる段階で。津波の場合は「とにかく高いところに逃げましょう」の一言ですが、洪水・土砂災害は状況や場所によって話がまるで変わるんです。都市部で、浸水も深くなく、川のすぐそばでもなければ、家の2階にとどまるというのも避難行動の一つです。

安藤優子:
状況によって判断しなければいけないんですね。

カンニング竹山:
でも、崩落の危険性があるような山沿いの人は、逃げた方がいいですよね?

牛山素行教授:
そうですね。谷沿いに土砂が流れる、土石流の危険渓流というものがありまして、そういうところは家が完全に壊れてしまうこともあります。そういう場合は家の2階はおすすめできないですね。一方で、平野部で川から離れていて浸水だけという場合、それこそマンションの場合は、外に出て逃げる方がかえって危険です。場所によって話が変わってしまうのが難しいところですね。

安藤優子:
そこまできめ細かく指示することはできないから、気象庁は「自分の身は自分で守る意識を」と話していたんですね。

大村正樹フィールドキャスター:
九州南部は火山灰の台地、シラス台地という非常にもろい台地が多いです。土砂災害の可能性が高いので、十分警戒が必要だと思います。

(「直撃LIVE グッディ!」7月3日放送分より)

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