“フランスのアカデミー賞”ともいわれるセザール賞の最優秀アニメ作品賞を受賞した映画『ディリリとパリの時間旅行』の吹き替えキャスト、新津ちせ(9)ちゃんと斎藤工(37)さんが、6月20日、東京・赤坂で公開アフレコを行った。
この記事の画像(21枚)約100年前のパリを舞台に、少女・ディリリと青年・オレルが恐ろしい誘拐事件に立ち向かうストーリー。
オレル(斎藤工):
君と友達になりたいな
ディリリ(新津ちせ):
私もよ
オレル(斎藤工):
後で会おう
ディリリ(新津ちせ):
私はここを6時半に出るの。4番の出口からね
「セリフが走っちゃう」大人すぎる発言に感服 斎藤工の小3時代は?
安定感のある演技を見せた ちせちゃんと斎藤さんだが、アフレコはこの日が初日。収録を終えた2人に出来映えを聞いてみると…
高見侑里キャスター:
今日のアフレコは何点ですか?
新津ちせ:
何点だろう…
新津ちせ:
73点くらい(笑)
高見侑里キャスター:
おお~刻みますね。
新津ちせ:
実写(映画やドラマに出た時)でも言われてるんですけど、「セリフが走っちゃう(早口)」って(笑)
斎藤工:
「セリフが走る」って9歳で言いますか!?
斎藤工:
この年齢で「尺(決められた時間)にはめないといけない」ということで、調節をしている感じで。結果的に(早くなる)走っちゃってる、頭が良すぎて…
役名の発音が難しいため、何度も「ディリリ」と言う練習をしていたという超ストイックなちせちゃんに驚く大人たちは…
高見侑里キャスター:
小学3年生なんですよね
斎藤工:
考えられなくないですか!?
高見侑里キャスター:
斎藤さんが小学3年生の時はどうでしたか?
斎藤工:
もうね、朝に言うことでもないですが、ずっと鼻をほじってましたね…
新津ちせ&高見侑里キャスター:
(笑)
スタッフ:
放送で使える話を…(笑)
斎藤工:
使えないですか!?
スタッフ:
朝、テレビを見ている方にキレイな話を…
斎藤工:
事実を僕は伝えています!!
斎藤工:
9歳、僕はもう映画館に通っていましたね。映画館が大好きで。父が観に行く映画について行って、映画にはまりだした頃ですね
斎藤少年が抱いた夢が、今の斎藤さんに繋がっているようだ。
新海監督から“天才子役”へのアドバイスとは? 子どもらしい一面も
斎藤さんの印象について「本当に声とかカッコイイなと」と答えたちせちゃんのお父さんは、『君の名は。』や『天気の子』で知られる新海誠監督。親子のエピソードを話してくれた。
新津ちせ:
行ってきますと言ったら、「がんばってベストを尽くしておいで」と。だいたいお父さん、私が仕事になるとそう言うんですよね
高見侑里キャスター:
「大人っぽいね、しっかりしてるね」とよく言われないですか?
新津ちせ:
えっと、ウソ抜きでいうと言われますけど…(笑)
斎藤工:
聞いた!? ウソ抜きバージョンとウソバージョンがある(笑)
高見侑里キャスター:
本音と建て前が…
斎藤工:
そうなんですよ!
斎藤工さんも脱帽の大人すぎるちせちゃんだが、小学3年生らしいキュートな姿も…
来日中のミッシェル・オスロ監督からプレゼントをもらうと、喜びを隠しきれないようで、カメラを忘れてお母さんの元へ走って行ってしまった。
新津ちせ:
パリで時間旅行を一緒に楽しみましょう!よろしくお願いします
斎藤工:
『天気の子』もね!
新津ちせ:
ふふふ(笑)
最後に映画のPRをしてくれた2人。『ディリリとパリの時間旅行』は、8月24日に公開される。
(「めざましテレビ」6月21日放送分より)