修学旅行で狛犬に登り記念撮影
現在、福島県内は県外からの修学旅行生が多く訪れる時期を迎えている。観光地にとっては大事な「客」となるが、心ないマナー違反が問題になっている。
6月ツイッター上で話題となった記事で、「中学生が狛犬に跨がり 教師が注意するどころか記念写真を撮る、注意すると不思議な顔して 『え?ダメなんですか?すいませーん!』と教師がニヤニヤ謝る 『怒られたからおりてー』 と生徒に笑いながら言う お客様は神様では御座いません 本物の神様に失礼なので、そんな人は来ないで下さい」と中学生のマナー違反とそれを悪いと思わない教師の様子が書かれている。
現場となったのが、会津若松市の飯盛山。白虎隊士のお墓の前にある高さ3mはあろうかという狛犬の上に中学生が登り、記念写真を撮っていたという。
ツイートしたのが、代々白虎隊士の墓を守ってきた飯盛尚子さん。
飯盛山5代目白虎隊墓守 飯盛尚子さん:
普通は登ろうと、跨ろうという考えは思いもつかない。そういうことを(注意して)言わなきゃいけないような世の中になっちゃったのかなと。びっくりしますよね、残念だな、非常に残念だなと
5月、県外から修学旅行で訪れた中学生と教師の行動に怒りを感じ発信した。
飯盛山は今が修学旅行のピーク。このマナー違反の行動には同じ修学旅行生も驚きを隠せない。
仙台から修学旅行生(小学6年):
普通に考えて狛犬とかに乗るのは非常識だと思うし、なぜそういうことするのかなというのは疑問がある
引率の教員:
同じ教員としてもちょっと恥ずかしいなというか、単純に悲しいですね。今回の修学旅行でも子供たちに礼儀という話をしていた
飯盛山は戊辰戦争で命を落とした白虎隊士が眠る場所。
それでもこうした不謹慎な行動は毎年たびたび見られ、家族旅行中の親子の中にもマナー違反があると言う。
飯盛山5代目白虎隊墓守 飯盛尚子さん:
そばにいる大人の方がしっかりと教えていくしかないと思います
(福島テレビ)