カーテン開けたらアライグマ

人里にクマやイノシシが降りてきたりと日常生活の中で時折、思わぬところで思わぬ動物に遭遇したりすることもあると思う。

そんな中、ある動物が自分の家の意外な場所で賑やかに遊んでいたというTwitterの投稿が話題になっている。
その動物がこちら。

この記事の画像(7枚)

ブランコに掴まり、逆さまになってロープをかじっている子供のアライグマだ。寝そべりながらちょっかいを出そうとしているもう1匹もいて何とも可愛らしい光景である。

投稿したのは、カナダ・バンクーバー近郊在住のサカタ@カナダ(@tomosakata)さんで、6月16日の朝、カーテンを開け庭を見るとアライグマが無邪気に遊んでいたという。この姿に「可愛すぎる!」「癒やされる」と24万以上のいいねが付いている。(6月19日現在)



別の写真も見てみると少なくとも5匹いて、中にはスプリンクラーを触っている子もいて、好奇心旺盛でイタズラ好きな様子は人間の子供と同じようでもある。

そして、サカタ@カナダ(@tomosakata)さんが、別でアップした動画では、その可愛さの破壊力がさらに増す。アライグマの子供たちは動くブランコに興味津々で、「次は僕の番!」とみんなで取り合っている様子は微笑ましく、何度でも見ていられる。

自宅の庭に現れたほっこりする来訪者について聞いてみた。

反則級の可愛さ

ーーカーテンを開けてアライグマが庭で遊んでるのを見てどう思ったか?

ツイートした通りこれは…かわいい…反則級だという。あのブランコは昔からありますが、アライグマが乗ってるのは初めて見ました。


ーー何匹いてどんな様子だったか?

ベイビー5匹に、見守るお母さんという構成でした。

ーー何かイタズラしていた?

特にありません。カナダではバンクーバー市内でもアライグマがたくさん暮らしており、糞害や食害や猫が襲われることはいつでもありうるので、皆注意はしています。とにかくアライグマはどこにでもいて、人間に危害を加えることはないでしょうが、猫を襲うくらいには獰猛なので、気をつけなければなと。 一度家の前で猫を追うアライグマを見たことがありますが、猫が気づいて逃げたものの恐ろしい光景でした。

ーーブランコで遊んでいるがいつ取り付けたか?

子供が小さかった十数年前で、ここ10年近くは誰も乗っておりませんでした。写真を見た娘が、「あーあたしのブランコで遊んでる」と感動しておりました。

ーー普段から遊びに来るのか?

アライグマは常にいますが、子供5匹というのはこれまで見た中で最高です。庭で遊ぶだけなら放置しますが、家庭菜園で何かを掘り返すような仕草がもしあれば、出ていってシッシッと追い払います。人を恐れず窓際あたりまで来てしまうものもおり、うちには子供はもういませんが猫がいるので気をつけています。

窓際まで来るアライグマ
窓際まで来るアライグマ

サカタ@カナダ(@tomosakata)によると、周辺でアライグマはよく見かけるが、ブランコで遊んでいるのは初めて見たということなので貴重な瞬間だ。

地元ではアライグマによる糞害や食害の問題があって、かわいいばかりではないようだが、当のアライグマの子供たちは「ママ、またあれで遊びたい!」と無邪気にせがんでいるのではないだろうか。

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プライムオンライン編集部
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FNNプライムオンラインのオリジナル取材班が、ネットで話題になっている事象や気になる社会問題を独自の視点をまじえて取材しています。