バレた!無資格で注射も…「救急箱持って走り回る」“ニセ看護師男”のあきれた理由

カテゴリ:国内

  • 偽造した看護師免許で特別養護老人ホームで医療行為した男逮捕
  • 周囲にはまるで医師従事者であるかのような振る舞いをしていた
  • 医療知識はフィリピンの介護学校と独学で身に付けたものか

無資格で働いたニセ看護師の男を逮捕

6月6日、偽造有印公文書行使などの疑いで逮捕され、警察車両の後部座席でうなだれる下條康司容疑者(54)。
この男、無資格で看護師になりすまし、介護現場で医療行為を行っていたという。

下條容疑者は2018年、偽造した看護師免許のコピーを使い、千葉・柏市の特別養護老人ホームに勤務。入所者にインスリン注射などを49回行ったほか、採血などの診療補助行為をした疑いが持たれている。

下条容疑者は「看護師として派遣されれば、時給が高くなるのでやりました」と供述している。

施設入居者の夫:

看護師さん風みたいな白い服着たり、熱測ったりとかそんなのやってましたけど...びっくりだね

と驚いていた。

救急箱や白衣...周囲への医療従事者アピール

下條容疑者のものとみられるSNSのプロフィール画像では、白衣に身を包み医師のような雰囲気を漂わせている。

近隣住民によると、下條容疑者は「何かあれば私が診ます」と近所の人に声をかけていたという。
自宅周辺でも、堂々と医療従事者として振る舞う姿が目撃され、複数の近隣住民からはこのような話が聞かれた。

住民:
そこら辺で車がぶつかったとか言ったら、いつも救急箱を持って走って行かれたり。積極的だし、悪い人じゃないのかなと思ったりはしてました

住民:
「緊急に夜、救急車呼ぶようになったら診るから言ってくれ」と言っていた。

住民:
2年以上前じゃないかな。白衣も干してあったり、「自分で開業する」と言われたこともあった。

フィリピンの介護学校で医療知識を身に付けたか

看護師免許を持たない下條容疑者はどのように医療知識を身に着けたのか?
その鍵はフィリピンにあった。

警察によると、下條容疑者は20年ほど前にフィリピンの介護学校に入校。
そのほか、医療関係の本などを読み独学で知識を得ていたとみられる。

医療知識の乏しさが発覚の経緯に

今回、下條容疑者はなんらかの方法で他人の看護師免許を入手し、自分名義に書き換えたコピーを作成その偽免許を使って人材派遣会社に登録し、2018年4月から特別養護老人ホームで働き始めた。

しかし、同僚の看護師が下條容疑者の医療知識の乏しさを不審に思い派遣会社に連絡。これを受け、派遣会社が下條容疑者に免許の原本の提示を求めたところ、連絡が取れなくなったという。

約5カ月の勤務で98万円の収入を得ていた下條容疑者。

調べに対し「インスリン注射したことは間違いないが採血はしていない」と容疑を一部否認している。

(「Live News it!」6月6日放送分より)

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