夏に向けた衣替え
この記事の画像(10枚)福島県郡山市にある「のんびりアルパカ牧場」。
ここでは30頭のアルパカを飼育している。
南米アンデス地方の生まれのアルパカは日本の暑い夏が苦手。
扇風機にあたるアルパカの姿も。
そのため、この牧場では毎年夏の前に毛刈りを行っている。
のんびりアルパカ牧場・鶴岡孝教氏
「長い毛で覆われていると発汗作用がうまくいかなくなる」
アルパカもすっかり慣れた様子で毛刈りをしてもらっているが…
毛刈りが苦手な仲間も…
5歳のチキちゃんは毛刈りが大っ嫌い。
毎年飼育員を困らせている。
毛刈りを察知したのか、チキちゃんはなかなか言うことを聞かない。
飼育員が3人がかりで何とか押さえ込んで毛刈りの準備完了。
一年間で約10センチ伸びた毛を 電動バリカンやハサミを使って刈り上げていく。
チキちゃんも観念した様子。
最初はびくびくしていたが、終わってみると、すっきりさっぱりと涼しげな表情に。
毛も歯も爪も…
さらに歯を削ったり、爪を切ったりと体のメンテナンスを受けたアルパカ。
夏を迎える準備が整った。
衣替えをしたアルパカを見た人は、
「びっくりしました。羊は毛刈りをしているところをよく見るけど、アルパカがやるとは思っていなかった」 と驚いた様子。
アルパカ牧場の入場は無料。
刈った毛は、靴下やセーター、手袋にしてアルパカ牧場内で販売される。
今しか見られない衣替えをしたかわいいアルパカの姿はおすすめだ。