「熱中症の疑いがあるとき、何をすべきか?」環境省が公開する“応急処置”が分かりやすいと話題

カテゴリ:暮らし

  • 環境省の「熱中症の応急処置」がTwitterで話題
  • チャート式で「応急処置の方法」を示していて分かりやすい
  • 担当者「熱中症は、早く対処することで重症化を防ぐことができる」

環境省の「熱中症の応急処置」がTwitterで話題

5月下旬は、5月とは思えない厳しい暑さが続いた。

総務省消防庁のまとめによると、5月20日から26日までの1週間に、熱中症の疑いで病院に搬送された人は2053人。前の週の約4倍に増えた。 65歳以上が、全体のおよそ4割を占めている。 

死者は4人で、3週間以上の入院が必要な重症は28人に上った。

今年の夏も危険な暑さとなるのか心配される中、あるツイートが7100以上リツイートされ、話題になっている。



このツイートをしたのは、気象庁気象研究所の研究官で雲研究者の荒木健太郎さん。

環境省の「熱中症予防情報サイト」のリンクを貼ったうえで、「熱中症の応急処置を知っておいてください。適切に対策すれば防げます」と呼びかけている。

状況別に「応急処置の方法」を示していて分かりやすい

荒木さんがリンクを貼ったのは、環境省の「熱中症予防情報サイト」で公開されている「熱中症の応急処置」を示した表。

環境省「熱中症環境保健マニュアル2018」

熱中症を疑う症状があり、呼びかけに応える場合は「涼しい場所に避難し、服をゆるめ体を冷やす」。

呼びかけに応えない場合は「救急車を呼び」、さらに「涼しい場所に避難し、服をゆるめ体を冷やす」。

水分を自力で摂取できる場合は、すぐに「水分・塩分を補給」し、症状がよくなったら、「そのまま安静にして十分に休息をとり、回復したら帰宅する」。

このように、状況別に「応急処置の方法」をこと細かに示し、「落ち着いて、状況を確かめて対処しましょう。最初の処置が肝心です」と注意喚起している。

チャート式でわかりやすいとネット上では話題になっているが、まだ説明が不足している点があれば、この際知っておきたいと思い、環境省の担当者に話を聞いた。


「熱中症を疑う症状」はまだある

――この表で説明が不足していると感じる部分はある?

「熱中症を疑うときの症状」です。

具体的には、「頭痛」「めまい」「吐き気」「立ちくらみ」「だるさ」。
この他にも、「手足のしびれ」「こむら返り」「大量の発汗」「暑い場所にいるのに全く汗をかかない」「皮膚に触ると非常に熱い」「呼びかけに反応しない」「応答がおかしい」なども熱中症を疑う症状です。


――応急処置に関して、あまり知られていないと感じている点は?

「体を冷やす」とき、首、脇の下、足の付け根など、大きい血管が通っているところを集中的に冷やすこと。
そして、水分や塩分をとれないような状況では、すぐに救急車を呼ぶこと。

これらはあまり知られていないように感じます。

これから夏本番にかけて、さらに熱中症のリスクは高まるが、対応を間違えれば命を落としかねない。
環境省の担当者は「熱中症は、早く気づき、早く対処することで、重症化を防ぐことができます。暑い環境での体調不良には十分、注意しましょう」と話していた。

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