「安倍首相は喜ぶツボをよく知っている」トランプ大統領をゴルフ・相撲・食事でおもてなし その効果は

カテゴリ:国内

  • 安倍首相とトランプ大統領がゴルフウエアで2ショット自撮り写真を披露
  • おもてなしが功を奏したか、ゴルフ後に大統領が“配慮ツイート”
  • 参院選の懸念をひとつ先送りにすることに成功

ゴルフウエアで2ショットの自撮り

5月26日朝、千葉県のゴルフ場に、1人ポツンとたたずむ安倍首相の姿があった。
すると空から「マリーンワン」に乗ったトランプ大統領が到着した。 
フェアウェイの真ん中に降り立った、トランプ大統領は待ち構えていた安倍首相と握手を交わす。
トランプ大統領の服装は真っ赤なジャンパーだ。

2年前の初来日時、ゴルフ場でも互いにスーツだった両首脳は
いまでは顔を近づけ、自撮り2ショットを披露するまでになり、関係の良さが伺える。
さらに、安倍首相自らカートを運転するおもてなしに加え、青木功氏が運転するカートでトランプ大統領はコースに向かう。

実は2年前、初来日時の晩餐会でトランプ大統領は「青木功氏はパットが非常に上手い選手だった。賞賛すべき人だ」と話していた。この言葉を受けてか、青木氏本人を迎えてプレーするという、おもてなしまで準備していた。

すると…こうした“おもてなし”が功を奏したのかゴルフ後にトランプ大統領は、こんなツイッターを投稿した。

「貿易交渉は7月の選挙まで待つ」

日本に農産物の関税引き下げなどを求めているアメリカ。
しかし、この要求が参議院選挙の争点にならないよう、安倍首相に配慮したとみられる。

マス席で相撲観戦 専用に椅子を用意

さらに、ゴルフ後も“おもてなし攻勢”を続けた安倍首相。
向かったのは大相撲夏場所・千秋楽が行われた両国国技館。
 
観客からの大歓声に、ご機嫌な様子で何度も手を振るトランプ大統領。
すると、次に向かったのは世界のVIP用の「貴賓席」ではなく、本来は座布団に座り、4人掛けで観戦する「マス席」。
そこには、この日のためだけにあつらえた特注の椅子が用意されていた。

また、表彰式に登場したのは、高さおよそ140センチ重さ30キロの巨大な「大統領杯」。
その頂点には、アメリカを象徴する鷲の銀細工が施されている。
 

そしてトランプ大統領は「表彰状、朝乃山英樹殿 敬意を表してここにアメリカ大統領杯を授与します」と話し、朝乃山関に大統領杯を贈呈した。
さらに、よほどご満悦なのか退場する際には観客と握手するサービス精神も発揮した。

トランプ大統領に配慮したメニュー

夜には六本木の有名炉端焼き専門店で、安倍首相夫妻と夕食会を行ったトランプ大統領夫妻。
魚介類が苦手な大統領のため、メインディッシュに用意したのは、「和牛のステーキ」と「じゃがバター」。
実はこの「じゃがバター」トランプ大統領の選挙地盤であるアイダホ産のものだ。
 
5月26午後9時前。トランプ大統領はツイッターに「5月26日は最高の1日だった、ありがとう安倍晋三」と投稿した。

今回のおもてなし外交は成功

では、今回のこの“おもてなし外交”。5月26日、関係者を取材したという政治ジャーナリストの田崎氏は、どう評価するのか?
成功だと思います。トランプ大統領もゴルフの時は全てを忘れられる時間だと喜んでおられた」
「安倍首相の参院選への懸念を1つ先送りにすることが出来た。国内政治的に大きな意味を持つことになるだろう」と話した。

また、田崎氏によると 5月27日に行われる予定の天皇皇后両陛下との会見にも、友好関係を深めるための安倍首相の秘策があるという。
「安倍首相は当初、新天皇に最初に誰に会っていただくか、ずいぶん考えた時期がある」
「アメリカが日本にとって一番大事な国だという原点に立ち戻って、トランプ大統領に最初にあっていただこうと安倍首相が決めた」と話した。

実際、トランプ大統領も来日前の会見で「天皇陛下に対する大きな行事が待っている。私は国賓として招かれる。安倍首相は私が唯一のメインゲストです」と話した。

アメリカ当局関係者によると「安倍首相はトランプ大統領の喜ぶつぼをよく知っている」と話した。

そして今後のトランプ大統領の予定は、5月27日午前に天皇皇后両陛下と皇居で会見し、日米首脳会談。午後には拉致被害者家族と面会、共同記者会見をしたのち、宮中晩さん会。

5月28日には安倍首相と海上自衛隊の護衛艦「かが」に乗船し、午後は羽田空港から帰国するとのことだ。 

(「めざましテレビ」5月27日放送分より)

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