モスル奪還作戦から3週間 イラク側映像にある米軍の最新式車輌を分析

イラク側につくクルド人部隊の中に米軍の最新式車輌。市街戦車輌としてだけでなく爆撃目標を戦闘攻撃機に伝える役割か

カテゴリ:ワールド

  • イラク軍側のモスル奪還作戦開始から3週間が経過した
  • IS=イスラム国が支配するイラク第2の都市モスルに対し周辺では優位も、市内は苦戦
  • 米軍の最新式車輌は、爆撃目標を空中の戦闘攻撃機に伝える役割と推測

IS=イスラム国が支配するイラク第2の都市モスルの奪還作戦は開始から3週間を迎え、モスル周辺ではイラク軍やクルド人部隊が戦闘を優位に進めている一方、市内ではIS側の激しい抵抗にあい、苦戦を強いられている。

イラク軍側にたつクルド人部隊はモスルから北東約22㎞の町バシカでIS=イスラム軍と戦闘しているが、7日の映像の中に米軍の最新式車輌を発見した(写真)。

M-ATVの上部に付いているのはリモートウェポンステーションで、機関銃に同軸のセンサーがあり車内からコントロールして打つことができるので市街戦等、狙撃される可能性が高い場所で有効。

また、これらM-ATV車輛には高性能のアンテナが装備されている。これはイラク側につく部隊からの要請を受け、この場所にピンポイントで爆弾を落とせという指令を空中の戦闘攻撃機に伝える役割をはたしているのではないかと推測する。


(文責:松島 スタッフ:能勢・中西・北原)

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