オスプレイが「不時着」いったい何が起きたのか?

13日夜、米軍・普天間基地を離陸したオスプレイが名護市の東およそ1㎞の沖合に不時着

カテゴリ:国内

  • 大破したにもかかわらず「不時着」としているのはパイロットが最後までコントロールしたから
  • 空中給油の訓練中に起きた不具合。オスプレイの回転翼が給油ホースに接触か
  • 日本側から強く遺憾の意を伝え、徹底した原因究明と安全確保の順守を求めている

防衛省などによると、アメリカ軍 普天間基地を離陸したオスプレイが13日夜9時半頃、沖縄県名護市の東およそ1㎞の沖合いに不時着し大破した。搭乗していた5人は救助され2人がけが、命に別状はないとのこと。
まず「不時着」という表現についてはパイロットが住民への被害を避け浅瀬への着水を選択、最後まで機をコントロールしていたということから「不時着」と言える。逆に制御不能のまま落ちた場合は「墜落」となる。
浅瀬でしかも岩場であることから「大破」しているが、これは陸地には民間人がいること、そして海洋上では機体が沈み乗員の生命が危ないことからの場所の選択となったのだろう。

不時着の原因だがアメリカの海兵隊の発表などによると、この機体は空中給油の訓練をしていたとのことだ。
この画像は空中給油機KC-130から空中給油を受けているオスプレイ。KC-130から伸びるホースのじょうご状の先端にオスプレイ側から近づいて棒状の受け口を突き刺して繋がり、給油を受ける方式だ(写真下)。

今回の事故はこの燃料を送るホースがにオスプレイの回転翼があたってホースをちぎってしまった。
その結果、回転翼の羽にも傷がついてしまい安定した飛行が難しくなったのではないかと考えられる。

アメリカ側からは当面オスプレイの運用停止との連絡が入ったが、菅官房長官は「地元の皆様に大きな不安を与えるもので極めて遺憾だ」と述べ、徹底した原因究明と安全確保の順守を求めている。
(文責:松島 スタッフ:能勢・中西・北原)

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