「LINE Pay」が300億円“山分け”キャンペーン! 乱立するQRコード決済で勝ち抜くのは?

カテゴリ:ビジネス

  • 「LINE Pay」が総額300億円を還元するキャンペーン
  • QRコード決済サービスは10~15種類以上が乱立
  • 支払い決済だけでなく送金決済でLINEは一歩リードできるか?

「友だち」に1000円相当のポイントプレゼント

LINE Payが1人1000円ずつ、総額300億円を還元するキャンペーンを5月16日発表した。

LINEの舛田淳取締役は「LINE Payの利用登録と簡単な本人確認を完了すれば、LINE Payボーナス1000円相当を受け取ることができます」と発表した。

LINEは、QRコードを使ったスマートフォン決済「LINE Pay」の送金機能を利用し、総額300億円を還元するキャンペーンを5月20日から始めるという。

LINE上の「友だち」に自己負担なしで1000円相当のポイントを送ることができ、1人1000円まで受け取れる。

総額300億円還元キャンペーン

キャンペーンをきっかけに「LINE Pay」への本人登録を促すとともに、利用者のポイント残高を増やすことで、スマホ決済を活性化させたい考えだ。

QRコード決済は10~15種類以上が乱立

Live News αではマーケティングアナリストの渡辺広明さんに、乱立するQRコード決済について解説してもらった。

三田友梨佳キャスター
このところQRコード決済する○○Payというのが、ものすごく増えていますね?

渡辺広明氏

渡辺広明氏
いまQRコード決済は10~15種類以上あると言われています。今、決済の主戦場はローソンやファミリーマートなど「大手コンビニ系」が主なんですけど、ファミリーマートやセブンイレブンが7月から独自のQRコード決済を始めるんですね。
ただ、 決済の主戦場ではあるんですが、系列チェーンを中心に支払いをするので、利用場所が限定されるという弱点もあると思っています

渡辺広明氏
次に「銀行系」は、ゆうちょPayBank Payというのが今年の秋から始まるが、100億円や300億円使うといった大がかりなキャンペーンはしづらい業態なので、その部分のマイナス面はあります。ただシニアからは圧倒的な支持があるので、シニア層の取り込みがうまく行くと考えられます。
また「通信キャリア系」はロイヤルユーザーの囲い込みがしっかりしています。例えばドコモは5800万人、auは5400万人のロイヤルユーザーを囲い込んでいるので、そこが大きな強みになります。
ただし、携帯の契約者数にかなり左右されるので、Payの利用も左右されるというマイナス面もあります。

三田友梨佳キャスター

そして「IT系」ですが、中でもLINE Payが今回300億円のキャンペーンを行うということですね?

渡辺広明氏
300億円というのはかなりインパクトがありますね

三田友梨佳キャスター
キャンペーンの狙いはどんな所にあるんでしょうか?

渡辺広明氏
まず『大きなインパクト』というのが狙いの1つなんですけれど、他は支払い決済が中心じゃないですか。今回LINEは友人・知人への送金決済でのキャンペーンなので、QRコードを使った送金を初めて体験することで、他の支払い決済だけの所よりも一歩リードできる可能性があるかなと思います。
またLINE Pay自体も7600万人のLINE利用者がいるので、この人たちをどう移行させるかがポイントになると思います。特に高齢者にとってLINEで決済までしてしまうのは抵抗もあると思うので、そこをどう取り込んでいくかが大きな課題になると思います

QRコード決済で勝ち抜くのはどこ?

三田友梨佳キャスター
QRコード決済サービスは今回紹介した以外にもまだまだたくさんある中で、最終的にどこが勝ち残っていくんでしょうか?

渡辺広明氏
勝つポイントは2点あると思うんですね。

1点目は、利用者数が多いところ
2点目は、スマホでの使いやすさ

2~3年後には雌雄が決すると思うので、今はとりあえず自分が使いやすいものを使っていればいいんじゃないかなと思います

(「Live News α」5月16日放送分)

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