高田純次が首都高速で接触事故 今回の対処の問題点は?正しい対処法を専門家が解説!

カテゴリ:国内

  • 「週刊文春」が高田純次さんの“当て逃げ”疑惑を報道
  • 当て逃げをした場合の罪はどうなるのか?
  • 事故に遭った後の正しい対応を専門家が解説

「ミスター無責任男」に当て逃げ報道

5月16日発売の「週刊文春」が、タレント・高田純次さん(72)の“当て逃げ”疑惑を報じた。

「週刊文春」によると、事故があったのは4月14日の午後6時ごろ。20代の男性Aさんが首都高速を直進していたところに、左側から高田さんが乗るポルシェが合流。その際にAさんの車の左後部に高田さんの車がぶつかったという。しかしその後、高田さんの車はそのままAさんの車を抜き去り、追いかけてきたAさんと一般道に出たところで話し合ったという。

高田さんの事務所によると、事故を起こしたことを認めた上で、絶対に当て逃げではないと説明している。
 
「直撃LIVEグッディ!」では、事故に遭ったときに取るべき正しい対応について、法科学鑑定研究所・副所長の冨田光貴さんに解説してもらった。

事故に遭遇したら取るべき対応とは?

立本信吾フィールドキャスター:
警視庁は現段階では、高田さんの前方不注意による事故で当て逃げとは見ていないそうです。今回の事故では高田さんは「接触に気付かなかった」と主張していますが、このように交通事故に遭ったときどのように対処するのが最善なのでしょうか?

冨田氏:
今回のケースでは当事者間で話をして、何とかそこで終わりにしたいんだということで時間が相当かかったんだと思いますが…。もちろんこういうやり方は間違えていますので、すぐに警察に連絡をするべきでしたね。今回の首都高速のような場所で事故が起きて、すぐその場で車両が停車できないという場合は、一般道に出るなりして安全な場所に移動してから通報という選択は良いと思います。しかしそこで当事者で話を始めるよりまずは警察を呼んで、しかるべき第三者が間にいる中で話し合いをする必要があると思います。

安藤優子:
20万円という示談の金額を提示したことについてはどう思われますか?

冨田氏:
金額の大小にかかわらず、その場面で具体的な金額を提示するのは避けるべきことだと思います。被害の程度というのは、当然その時点では分からないものですので。自分の考えでそれが適正である適正でないにかかわらず、具体的な金額をその場で提示してしまうというのは絶対に避けるべきだと思います。

立本:
交通事故に詳しい新宿清水法律事務所の清水信寿弁護士によると、接触事故が起きた後の対応に、2つの問題点があったということです。

事故後の対応に2つの問題点

問題点① 事故直後に警察への通報をしていない
⇒もし、接触事故に気付かずに逃げて通報を怠ると「報告義務違反」となる恐れがある

⇒交通事故を起こした場合、適切な措置を講じて警察へ報告する義務がある。違反した場合、3カ月以下の懲役または5万円以下の罰金
・危険防止等措置義務違反に当たる可能性も
⇒事故によって道路上に危険が生じた場合、運転手はそれを防止する措置をとる必要がある。違反した場合、1年以下の懲役または10万円以下の罰金
・さらに、相手がケガをしている場合は、車同士でもひき逃げ同様の捜査をされる可能性も
 
立本:
ですから、相手の車の損傷がほとんどない、ケガも大丈夫だろうという場合でも必ず警察に通報しなければなりません。続いて問題点2つ目は、いきなりその場で被害者と示談交渉してしまったというところ。冨田さんによると…


問題点② いきなりその場で被害者と示談交渉

示談交渉の正しい対応は…
1.警察と保険会社に連絡
2.被害者・加害者双方で傷の写真を撮影、会話の録音
3.修理・治療費の見積書を作成
4.示談書を作成
 
・今回の高田さんのように示談交渉をすると…
⇒自分と相手の間だけで交渉をすると事故認定が下りず、多額の治療費がかかる可能性も。警察や保険会社など第三者を交えて、事故があったことを残すことが重要。
 
安藤:
なるほど。いずれにしても第三者がケガの程度や事故の程度を判断するべきということですね。

冨田氏:
そうですね。当事者は、被害者の側に立てば少しでも被害状況を大きく申告したいですし、加害者の側は少しでも加えた危害の程度を小さくしたいという意識がどうしても働きます。ですから、そこは公平に第三者がジャッジをして、損害額の算定などを行う必要がありますね。

田村勇人:
もし事故が起きた場合、示談交渉を持ち掛けられたとしても、応じないことです。「私が警察に通報して、あとは保険会社が適正にお支払いします」「私は分からないので警察と保険会社に任せます」それでいいんです。しかも有名人は対応のすべてがこういう風に報じられる可能性もあるので、面倒かもしれないけど、ちゃんとした方法を取るのが結局は一番いいんです。

安藤:
そうですね。警察や保険会社への連絡が遠回りに見えたのかもしれませんが、その“遠回り”をすることが事故処理をするにあたっては一番の近道だということが、高田さんのケースから改めて読み取れたのではないでしょうか。


(「直撃LIVE グッディ!」5月16日放送分より)

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