夏が近づくこの季節!
コンビニ各社がこぞって発売するのが「冷やし中華」

その進化は目覚ましく、どんどん「お店の味」に迫りつつある。
そんな各社の今年の新作を徹底分析!

セブンイレブンからは「ツルッとさっぱり!冷し中華」(486円・税込み)と「ツルッとさっぱり!ミニ冷し中華」(356円・税込み)の2種類。

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ファミリーマートは「炙り焼チャーシューの冷し中華」(480円・税込み)、「濃厚ごまだれ冷し中華」(480円・税込み)、「具だくさんミニ冷し中華」(350円・税込み)の3種類。

先週発売したローソンも「直火焼豚チャーシューの冷し中華(醤油だれ)」(498円・税込み)、「しっとり鶏チャーシューの冷し中華(胡麻だれ)」(498円・税込み)、「ミニ冷し中華(醤油だれ)」(350円・税込み)の新作3種類だ。

各社定番の「しょうゆベースの冷やし中華」を徹底比較

セブンイレブンのはチャーシュー、キュウリ、錦糸たまご、くらげ、紅しょうが、わかめの6種類の具が入っている。
去年は「きくらげごま和え」だったのを今年は「わかめごま和え」にチェンジ!
チャーシューもよりしっとりジューシーに仕上がる製法にパワーアップした。

そして今年大きく改良したのが具材の皿だ。
「全面すべり台式」という形で具材の皿を改良しているというのだ。

他の2社は具材が入っているトレーに深さがあるが今回セブンイレブンのトレー部分の端は「すべり台」形式になっているのだという。

卵もきゅうりもチャーシューもすべり台でスルリ。
ふちがなくてスムーズに乗せられるという。

ファミリーマートの具材はきゅうり、もやし、きくらげ、チャーシュー、錦糸たまご、紅ショウガ、ゆで卵の7種類。
このうち、ポイントは炙り焼きチャーシューだという。
今回、特別に入手した調理工程の様子がこちら。

赤身と脂身のバランスがよい豚バラ肉を使い、直火で次々と焼き上げていく。
その炙り焼きチャーシューの気になるお味は…。

井上清華アナウンサー:
すごく香ばしくて脂身も甘みが感じられてとてもおいしいです…

ローソンの具材は3つの中では最も多く、もやし、きくらげ、錦糸たまご、チャーシュー、きゅうり、紅ショウガ、ワカメ、ゆで卵の8種類。

中でもチャーシューは0度以下の肉が凍結する手前の低温で熟成させることで、噛んだときに豚肉の旨みが口の中で広がるような味わいに仕上げる「氷温熟成豚肉」というローソン独自の製法を使っているという。

コンビニ大手3社のスープのこだわりは!?

セブンイレブンは、鶏ガラと豚ガラのうま味に米酢、レモン果汁、しょうがを加えた酸味のあるまろやかなスープだ。

ファミリーマートは鶏ガラベースにお酢とレモン果汁でさっぱり仕立てに。

ローソンはリンゴ酢も使った優しい酸味のスープに。
柑橘果汁の配合量を去年に比べてアップし食塩は10%減らしたという健康志向だ。

気になる麺はどう違う!?

3社それぞれの麺の長さを測ってみるとセブンイレブンが34.7センチ、ファミリーマートが32.6センチ、ローソンは27.5センチだった。
また、麺の太さはセブンイレブンが一番細い1.5ミリ。続いてファミリーマートの2ミリ。ローソンは一番太い2.5ミリだ。

そんな各社の中華麺の弾力を検証!

一番、弾力とコシがあるのがローソン。続いてもっちりとした食感がセブンイレブン。ファミリーマートは噛みやすくやわらかい麺という結果に!
見た目は同じように見えても弾力の差は明らかに。さらに違いは麺の中にもあった。

セブンイレブンの麺を虫眼鏡でみてみると、麺は四角い形。
さらに断面は濃い層と薄い層に分かれている。

これは外側はつるみ、内側はもちもち食感と中と外の生地の配合を変えて仕上げた3層麺。
そうすることで、食感、そしてのど越しの良い麺になるそうだ。

ファミリーマートも三層麺だが今までと違うポイントが。
製造マシーンを見てみると一番下がつるつる。真ん中がもちもち。そして一番上がつるつると3枚の麺が使われ、これを1枚にプレスしている。

麺の層は丸くなっていてここが今までと違う今年の改良ポイント。
ファミリーマートによると四角い形状から丸い形状にすることでつるっと食べられる仕立てになっているという。

ローソンの麺の断面を見てみるとはっきりとした層は見えない。
しかし、三層麺ではないローソンの麺は国産小麦の量を去年より増やし、ヨード卵を使ってコクと弾力性がアップ。

それぞれのこだわりのポイントが違う冷やし中華。
三社三様、皆さんはどれを選ぶ??

(「めざましテレビ」『スゴ撮』5月15日放送分より)