日本人の9割は「突っ張り棒」の使い方を間違っているらしい…

カテゴリ:ビジネス

  • 「てめぇらが使ってる突っ張り棒の大体は突っ張れてねーんだよ!」
  • 突っ張り棒業界トップの女性社長が自ら「ツッパリ嬢」に変身
  • 正しい使い方=「ツッパリの掟」がわかります

自宅や会社で「突っ張り棒」を使っている人も多いだろう。

「突っ張り棒」といえば、限られた収納スペースを利用して効率よく整理したい時に、工事いらずで壁も傷つかない便利なアイテムだが、実は9割の人が間違った使い方をしていると、ある人が怒っていて話題になっている。

まずは、こちらをご覧頂きたい。

「てめぇらが使ってる突っ張り棒の大体は突っ張れてねーんだよ!」

昭和のスケバン風の女性が怒っていると言うより、もはやブチ切れている。

どうしてこんなにブチ切れているのか…実は、これは突っ張り棒業界のトップメーカー平安伸銅のポスター。
そして、その中央で突っ張り棒を持った「ツッパリ嬢」はなんと、本当に同社の社長を務めている竹内香予子さんが扮しているというのだ。

出典:平安伸銅 トップメッセージ

竹内さんは創業者の孫にあたり、2015年から三代目社長に就任。
自宅マンションに収納が少ないため、約150本以上の突っ張り棒を駆使して収納スペースを増設した「つっぱり棒ハウス」に住み、社長業の傍ら「つっぱり棒博士」として雑誌やテレビなどでも活躍している。

そんな竹内社長が扮する今回の「ツッパリ嬢」は、「つっぱり棒博士」の「みんなに正しい突っ張り棒の使い方を知ってほしい!」と願う気持ちが爆発した姿だという。

同一人物です 出典:プレスリリース

かなりぶっ飛んだ設定だが、整理すると、“9割の人が間違った使い方をしている”ため、平安伸銅がホームセンターの突っ張り棒売り場に、正しい使い方=「ツッパリの掟」を伝えるポスターを、5月15日から5月末までダイキなんば店やDCMカーマの一部店舗で掲載するプロモーションなのだ。

確かに突っ張り棒をしっかり付けたはずなのに、ズレたり落ちたりした経験はないだろうか?
その原因は、突っ張り棒のせいではなく、間違った取り付け方をしているからかもしれない。

そこで、これらのポスターでは、突っ張り棒の間違った使い方を正す9つの方法を紹介している。
写真のインパクトに目を奪われがちだが、気になる内容の一部を紹介しよう。

ツッパリの掟 其の1「ツッパル相手は選びな。」
(つっぱり棒博士の解説)
突っ張り棒は、突っ張り棒のキャップと壁との摩擦力が大きいほど強度が増します。摩擦力を高めるために凸凹がない平らな壁に取り付けしてください。土壁や凸凹が多い壁は摩擦力が落ちてしまい、取り付けても規定の強度が出ない恐れがあります。

ツッパリの掟 其の3「どっちが上か教えてやろうか。」
(つっぱり棒博士の解説)
突っ張り棒のキャップは四角いキャップの場合、上下があります。出っ張りが短い部分を上にするのが正解です。下の部分が長いことで、使用後にパイプがたわみ壁と突っ張り棒のキャップとの間に隙間が生まれても接地面が残り、落下しづらくなる効果があります。

ツッパリの掟 其の7「間に何か挟むと厄介なことになるんだよ!」
(つっぱり棒博士の解説)
突っ張り棒の強度を高めるために、間に何か挟まれる方がいますが、これは逆効果です。突っ張り棒は壁と突っ張り棒のキャップの摩擦力が最大になるように設計されています。間に何か挟むと、かえって摩擦力が落ちて滑り落ちやすくなります。

その他にも気合いの入ったアドバイスが並ぶ。
其の2「限界までシメろ!」
其の4「押忍」
其の5「ななめんなよ。」
其の6「ツッパリはいざという時に頼りになるのさ。」
其の8「ツッパリが足りねーから落ちたじゃねーかよ。」
其の9「背負ってるものの重さがちがうんだよ。」


思い当たる人もいるとは思うが、それにしても「9割の人が間違った使い方をしている」とは本当なのか?
そして、ポスターのド迫力から竹内社長はもしかしたら本当にツッパリだったのではないのだろうか?
いろいろ気になるので担当者に聞いてみた。

ツッパリは今時の若い人も知っていると判断しました

――「9割の人が間違った使い方をしている」というのはどういうこと?

竹内が「つっぱり棒博士」としてテレビ番組に出演した際、約50人の主婦を集めてアンケートを行いました。
その結果、9割以上の人が使い方を間違えているという結果が出たのです。

バネ式の突っ張り棒の場合、パイプを伸ばしながらの取り付けるという方が大半でした。
しかしこれは間違いで、正しくは取り付けたい場所よりも数センチ長めに伸ばして、押し縮めながら取り付けます。

こうするとしっかり取り付けることが出来るんです。

――間違った使い方が多いことに、会社もブチギレているの?

突っ張り棒は、日用品として多くの方に愛用していただいています。
一方で、取扱説明書を見なくても「突っ張り棒ってこういうもうんでしょ」と認識いただいている面もあり、SNSなどでは「落ちてしまって残念」という投稿も見受けられます。
せっかく使っていただいたのに喜んでいただけないのはメーカーとして悔しいです。
そこで、みなさんに正しい使い方をお伝えしようと、今回こういったポスターを制作いたしました。


――ポスターに反対意見はなかった? もうツッパリって知らない人も多いのでは?

最近のドラマなどでツッパリのイメージが若い人にも知られているという背景があったので、多くの人に訴求できると判断しました。

社長「ツッパリ嬢はしっくりきた」

――お客さんの反応は?

具体的な意見はまだあがっていません。
しかしお店でポスターを貼っているときは、すごい見られました。
一端離れて戻ってきたときも、ポスターを見ているお客様がいて、みなさん驚かれているようでした。


――社長の「ツッパリ嬢」がリアルすぎるのだが、本当にツッパリだったのでは?

社長に伺ったところ「ツッパリ経験はそんなにないんですけど、中学2年生の時にプチ家出をしたぐらいかな~」と言っていました。
その日の深夜には家に帰ってきたそうです。(笑)


――「ツッパリ嬢」になってみた感想は?

これについては「しっくりきた。ちょっとこのキャラにはまりそう」とのことです。


――社員から見て、普段の社長は「ツッパリ嬢」「つっぱり棒博士」どちらに近い?

普段は「つっぱり棒博士」ですね。
「ツッパリ嬢」みたいなことは、ぜんぜん言いません。


――今後「ツッパリ嬢」として本やテレビに登場することはある?

依頼によってはお受けする可能性もあると思います。

竹内社長は撮影直前までとても優しい顔をしていたが、いざフラッシュがたかれると表情が一変。
指示される前から完璧に「ガン」を飛ばし、手に持った突っ張り棒がまるで鉄パイプのように見えたという。

正しい使い方を伝えたいという気合いがあふれ出た今回のプロモーション。防災にも役立つ突っ張り棒を正しく活用したい人は、平安伸銅の公式サイトを改めて確認してほしい。