世界初の「お化け屋敷」が誕生。もはや体験できない世界はない?

「東京モーターショー」と「MRシアター」で体験した最先端テクノロジー

カテゴリ:話題

  • 東京モーターショーではVRなどの演出が盛ん
  • お台場に「21世紀のホーンテッドマンション」が誕生
  • どちらも2017年10月28日に一般公開

モーターショーで未来を体験する

28日に一般公開がスタートする東京モーターショー2017。

テーマは「世界を、ここから動かそう。BEYOND THE MOTOR」だ。プレスデーを使って一足先に会場へ足を運んでみると、「いまを超える」というメッセージが詰まっているだけあって、「近未来のコンセプトカー」や「次世代の技術」など『未来』を意識したものが多い。

ただ、「未来」を展示するとなると、当然ながら「現実では体験できないもの」が増えてしまう。

未来のクルマ社会があちらこちらで…

そこで、様々な出展者が取り入れていた演出がVRだ。

自動運転でハンドルが勝手に動くドライブ映像、行きたい方向に視線を合わせるだけで曲がるゲームなど。現実世界では体験できない世界をバーチャルの世界で試してもらおうという試みだ。目をすべて覆うヘッドマウントディスプレイを使って、高い没入感を目指しているブースも多い。

高い没入感で「未来」を体験
VR体験ブース

中でも圧巻なのが、30人で同時に行なう迷路の運転ゲーム。車同士がすれ違うと、お互いがこれまで通ってきた通行可能なルートや工事による通行止め箇所などの情報が共有される。その情報を頼りに、皆で協力しながらゴールを目指すというものだ。

他の車とつながる「コネクティッドカー」の考え方をゲームで表現したもので、より多くのプレイヤーとすれ違うことで多くの道路の情報を得て、迷路を効率よく進むことができる。

筆者の車も、すれ違った数台の車と「コネクト」した情報を集めて地図ができあがり、それを使って無事に時間内にゴールすることができた。

「コネクティッドカー」の概念を文字や音で教えられても、すぐに理解するのは難しいが、VRで体験をしてみれば誰でも意味がわかるだろう。

VRの可能性は広がる

製品紹介や宣伝だけでなく、エンターテインメントの領域でも、VRはますます広がりを見せている。

東京・お台場では、東京モーターショーの一般公開と同じ28日に、VRとARを合わせた新しい体験施設がオープンする。

「21 世紀のホーンテッドマンション」と名付けられた世界初のMR シアター「TYFFONIUM(ティフォニウム)」。CGで作られたゲームや映画で見るようなお化け屋敷の中に、自分が実際に入ると思えばわかりやすい。

体験者はまずMR 用のヘッドマウントディスプレイを装着する。

2人1組でホーンテッドマンションの中に入っていくのだが、CGの仮想空間にいながら、一緒にいる人の実際の姿が見えるというのが特徴だ。横にいる相手のリアクションや怖がっている様子がよくわかる。(実際には、筆者の方が怖がっていたとカメラマンに指摘された。)

同伴者はこのように見える(Tyffon提供)
ホーンテッドマンション」の世界を歩く(Tyffon提供)
体験していない人にはこう見える

今回体験したのはショートバージョンで5分。様々なモンスター・トリックが設けられているので、かなり歩き回った印象を受けるが、実際の空間は「8.5m×4.5m」とそれほど広くない。

あまり場所をとらずとも満足のいく体験ができるのも、仮想空間の長所だ。

「お化け屋敷」と「次世代テクノロジー」が融合した施設で一見の価値はあり、お台場の新名所になるかもしれない。ただし、グロテスクなシーンなどもあるので、体験するにはそれなりの度胸が必要だ。

「東京モーターショー」は東京ビッグサイトで、MR シアター「TYFFONIUM(ティフォニウム)」はダイバーシティー東京プラザで、どちらも10月28日に一般公開される。