「ご当地スポーツ」でコミュニケーション

慣れない様子でボートを漕いでいるのは長野県の諏訪信用金庫と下諏訪町役場の新人たち。
実は新人研修の一環。

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諏訪信用金庫・藤森正樹人事部長は、
 「会議室で座学の研修が中心だったが、コミュニケーションを図ってチームワークで1つのことを体験してもらえれば」と狙いを話す。

体験会の目的の一つは、オリンピック選手も輩出した「ご当地スポーツ」に親しんでもらうこと。
参加者たちはまず、町漕艇協会と県ボート協会から漕ぎ方の指導を受けた。
そして、4人ずつ9つの班に分かれていよいよ湖に漕ぎ出す。

期待されるのはチームワークの大切さを学ぶこと。

ボートは、全員が呼吸を合わせないとスムーズに進まない。
最初は「怖い、怖い」と不安を口にしていた参加者も短い間に先端のブレードで上手に水を捉え、スムーズに進めるようになってきた。 

「4人で漕げたときのスピード感が心地良い!」

ほとんどの参加者にとって初めての体験だったが、約1時間でボートを楽しむまでになっていた。

参加者は、
 「天気も良くて景色も良かったので楽しくできました」
 「4人で一緒に漕げたときの舟のスピード感がすごく心地良くて楽しかった」
 「周りのこともしっかり見られるようになるのがチームワークとして大事かと思いました」などと話した。 

指導にあたった地元の協会も「こうした機会を通じて、ボートをやってみたいと思う若手が増えてくれれば」と期待している。

長野放送
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