上司が残業していても帰る?新入社員の意識調査

20代も50代も、実は新入社員とのギャップに悩んでいる?

カテゴリ:ビジネス

  • 会社から帰らない上司 VS 新人のギャップ
  • オジサン世代の感覚のズレ
  • 新入社員と飲む時は失敗談をしよう

長時間労働の是正など「働き方改革」への関心が高まるなか、まわりが残業していても、自分の仕事が終われば帰ろうと考える新入社員がおよそ半数にのぼることが発表された。このニュースをテーマに、今回の「バズるFLAG」は20代から50代の人間が、仕事に対する意識を話し合う。上司が何を考えているのか分からないという新人から、逆に新人の扱いに迷っている上司もぜひ一読していただきたい。

新美有加アナウンサー(2015年入社の20代)
今年度の新入社員1882人を対象にした「働くことの意識」についての調査結果が発表されました。

新美
この調査は、今年で49回を数え、過去からの変化をみると、ここ数年は「楽しい生活をしたい」が右肩上がり。逆に「自分の能力をためす」は、右肩下がりという、はっきりした傾向が表れています。

会社から帰らない上司 VS 新人のギャップ

新美
米川部長は会社が大好きで、ずっと会社にいるっていうウワサがありますね。

ジャーナリスト佐々木俊尚(50代)
え、奥さんは?

取材撮影部 米川一成部長(50代)
いますけど会社が好き。なんなら会社に住みたい。定年になっても許してくれるなら、ずっと会社にいたい。

新美
米川さんみたいに帰らない上司がいたら、やっぱり「私、帰っていいのかな?」って思いますよ。

米川
え、そうなの?

佐々木
逆に米川部長は、目の前で部下が帰ると「俺より先に帰るのか」と思わないですか?

米川
あ~全然思わないですね。撮影部ってローテーションがしっかりしていて、例えば朝3時に出社する連中は「ハヤバレ」って言って早く帰らせたりしてます。

佐々木
つまり9時~5時とか、10時~6時とか出社と退社の時間が決まってる仕事の方が早く帰りにくいんですね。

社会に役立ちたいのは意識高い系?

佐々木
最近の傾向で特徴的なのは「社会に役立つ」を選ぶ人が増えていることですね。

米川
「社会に役立つ」って答えるのは、意識高い系の人なんだろうか。普通そんなこと思うの?

佐々木
例えば、震災の時にボランティアに行ったりするように、社会貢献的な活動をしたい人は明らかに増えてますね。新美さんはアンケートだとどれを選ぶの?

新見アナ「お金より楽しい仕事」

新美
私は、就職活動するとき、お金よりも楽しい仕事がしたいなと思ってました。自分が好きなことをしていればお金はそんなにいらないって。それで、いろいろ受けて全部ダメだったら、つまらない仕事でもお金がいいところに行って、生活していくためにお金をちゃんと稼ごうと思っていました。

佐々木
つまんない仕事をしてお金がもらえるのと、収入はそんなに多くないけど楽しいののどっちがいいかというと…。

新美
私は後者です。

佐々木
今はそう思う人が増えてるんじゃないかな?

米川
仕事が楽しいから、例えば 夜ごはんをみんなで食べに行ったりすると、良くないと思いつつ、どうしても仕事の話になっちゃう。

佐々木
前向きな仕事の話であれば僕は全然OKだと思います。ただ、「仕事に前向き」っていう感覚は、上の世代と今の若い世代で少しずれているところがあるので、あまり無理強いすると「無理やりやらされてる」感じになってしまうでしょう。

オジサン世代の感覚のズレ

新美
アンケートには「若いうちは自ら進んで苦労するぐらいの気持ちがなくてはならないと思いますか。それとも何も好んで苦労することはないと思いますか」という質問もありましたが、どちらが多かったと思います?

佐々木
圧倒的に青でしょう?

新美
実は…こうです!

新美
「進んで苦労すべきだ」50%、「好んで苦労することはない」29%。

佐々木・米川
へえええーーーー!!

ギズモード・ジャパン編集長 松葉信彦
へぇ…(松葉さんは年齢が30代と比較的若い世代だからなのか、今回は少々リアクションが薄目)

米川
これは自分たちオジサンの感覚のほうがずれていたのかもしれない。

佐々木
あ~分かった。僕、最近すごく気になることがあって、なぜ20~30代で会社を興したベンチャーの経営者ってブラック労働にならないのかと思っていたんですが、こういう人たちは仕事の量とか内容を決定してるんですよね。僕も、たぶん1日に18時間ぐらい働いてるんですけど自分ではブラックだと思ってない。要するに、自分で苦労してもいいと思って働くのはOK。でも人から言われて苦労させられるのは嫌なんじゃないの?

新入社員と飲む時は失敗談をしよう

新美
「上司や同僚が残業していても自分の仕事が終わったら帰る」という質問では48.7%が「そう思う」「ややそう思う」と回答。また「職場の同僚、上司、部下などとは勤務時間以外はつきあいたくない」と答えたのは、昨年度から10.1ポイント増えて30.8%でした。

佐々木
これって、自分から行きたいと思って職場の人間と飲みに行くのは構わなくて、誰かから「行け」って圧力を加えられるのが嫌なんじゃない?

新美
さっき佐々木さんがおっしゃったように、自分で決定するかしないかという話ですね。例えば「この人とご飯を食べたらいい話が聞けそう」だと思ったら行くんじゃないですか?

米川
僕は下戸でお酒が飲めないんだけど、若いころは先輩が飲むのによく付いていったんですよ。すると「どんな本を読んでる」とか「今は何がオモシロい」とか、アカデミックな話をしてくれる先輩って昔は多かったじゃないですか。でも今になって、ふと我に返ると「俺そんなことしてるかな」と思うんですよね。

佐々木
世界観を広げてあげるような話はした方がいいと思います。でも、それが往々にして自分の過去の自慢話になっちゃったりするんですよね。僕も新聞社時代は、本当に先輩や上司の自慢話をさんざん聞かされて、もううっとうしくてね。そんなに毎回毎回、特ダネ取ったと言いながら、こんだけ部数が減ったのはどうしてですか?とか思ってましたよ。

米川
僕は、自慢するような話はさほどないから失敗話しかしないね。思いっきり最高のズームインをしたら、知らない人だったとかさ。

全員
(笑)

新美
でも、新人のころにそういう失敗談を話してくれる先輩ってすごい助かると思います。新人の頃って、これで良かったのかなとか、何でも悩んじゃいますから。

米川
まあ「ゆいゆい」とか聞いてくれなさそうだな。

新美
どうなんですかね。私もアカデミックな話とか、できるようにしておきたいと思うんですが聞かれないんじゃないかな?

「ゆいゆい」とは…ホウドウキョクでもおなじみの鈴木唯アナウンサー(2016年入社)のこと。本当にそんなキャラなのかは不明…

佐々木

今の時代の難しさは、もう一つ「テクノロジーの進化」という要素があります。あらゆるモノがどんどん進化していくから、仕事で使うものも若い人の方が詳しいっていう状態をどう乗り換えるのか。いまだに「やっとWord、Excelを使いました」みたいなオジサンがいっぱいいるんですが、もう若い人は「今時使うのはGoogleドキュメントでしょ」みたいな話になってるわけです。

新美
部長、分かってます?

米川
まったく意味が分からない。Googleドキュメントってなに?

新美
それはまたあとで説明します。ということで新入社員の働くことの意識について調査を紹介しました。


(執筆:FLAG7)