日本メディアが初登壇。“存在感の薄さ”をどう克服するか

ホウドウキョクがSXSW2018で初セッション

カテゴリ:ワールド

  • SXSW公式セッションにホウドウキョクが日本メディア初の登壇
  • 北朝鮮ミサイルの映像からわかる状況が説明された
  • セッションやネットワーキングでも日本は存在感を示したい

日本メディア初

イーロン・マスク、アーノルド・シュワルツェネッガー、メリンダ・ゲイツなど、大物が次々と登壇している2018年のSXSW(サウス・バイ・サウスウエスト)。

ニュース&ジャーナリズム枠でも、CNNやBBC、ニューヨークタイムズ、カナダ国営放送など、世界中からメディア関係者が集まって連日セッションが行なわれている。

そんな中で13日、日本メディアとして初めて、ホウドウキョクの能勢伸之解説委員が登壇した。

イーロン・マスク、アーノルド・シュワルツェネッガー、メリンダ・ゲイツなど、大物が次々と登壇している2018年のSXSW(サウス・バイ・サウスウエスト)。

ニュース&ジャーナリズム枠でも、CNNやBBC、ニューヨークタイムズ、カナダ国営放送など、世界中からメディア関係者が集まって連日セッションが行なわれている。

そんな中で13日、日本メディアとして初めて、ホウドウキョクの能勢伸之解説委員が登壇した。

情報は映像に隠れている

能勢解説委員が強調したのは「情報は映像に隠れている。映像から情報を絞り出す。視聴者も映像を解析し、番組にツイートすることで参加する」というもの。

アメリカ人にも脅威となる北朝鮮のICBM「火星15型」について、映像からどのような解析ができるかを紹介した。

たとえば、ミサイルの本体の横にパイプ・カバーが2か所あることから、ミサイルが二段式であると示していること。

エンジンは旧ソ連のRD-250と推定とされ、その特徴から移動式発射機の前後方向に飛ばすことは難しく、左右を標的に設定している可能性が高いこと。

そして、昨年11月の発射の際に、ミサイルと発射台が、移動式発射機の停止した場所より一段低いコンクリートの段に立てられていたことに注目し、階段状のコンクリートを事前に探せれば、そこから発射される可能性が高いことなど、「火星15型の運用上の制限」を指摘した。

会場からは、火星15型について「彼らはコンピュータを使って、第一段の問題を克服できる可能性はないか」との質問があり、「RD-250は1970年代のソ連の技術で、コンピュータで制御できるかどうか疑問だ」と回答。

他にも、「米朝サミットの可能性」などの質問が飛んだ。

アウトプットなくば、インプットなし

公式セッションに登壇したことで、「もっと詳しく聞きたい」と話をする人や「自分たちの活動を説明したい」という外国のテレビ局などが能勢解説委員のもとを訪ねていた。

これこそが世界中から人が集まるSXSWの醍醐味と言えるだろう。

メディア以外では、経済産業省なども「モビリティから見る高齢化時代の世界の新たなカタチ」としたタイトルのセッションで、日本から世界に向けて発信した。

ここ数年、参加者やトレードショー出展者の数や内容では、日本がかなり大きなプレゼンスを見せているが、トークセッションやネットワーキングの場ではまだまだ存在感が薄いのが実情だ。

アウトプットをしなければインプットは少ない。今回のセッションを通して、そのことが改めて感じられた。