団塊ジュニアじゃくくれない!「あなたは何世代だと思いますか?」

特集「U39世代の現在地」第2回

カテゴリ:話題

  • 自分たちが思う、「○○世代」ふさわしい呼び名とは?
  • 逆境に強い世代! 不景気の経験が優秀な人材を生む
  • ファミコンやビックリマンなど、幼少期の流行が世代の象徴

「プレッシャー」「ポスト団塊」…総称に違和感!?

おもに第一次ベビーブームの頃の生まれを「団塊世代」、平成生まれを「ゆとり世代」など、各世代にはそれぞれを象徴する呼び名がある。そして、70~82年生まれは、団塊の世代の子世代にあたることから、団塊ジュニア世代と言われている。

同世代は他にも、「プレッシャー世代」や「氷河期世代」などとも呼ばれているが、他の世代に比べ耳にする機会は少ない印象。総務省が発表する「人口推計」では、この世代(35~40歳男性)の人口は約530万人で、総人口(男性総数)の約9%(平成26年10月現在)。人口構造的マイノリティたるこの世代に、スポットライトが当てられることは少ない。また、団塊ジュニア、プレッシャー、氷河期、いずれの呼び名も、この世代の特徴を捉えた呼び名とは言い難い。彼らの世代的特徴が見えにくい。

では、当のこの世代の人たちは、自分たち世代の特徴をどのように捉えているのか。『ホウドウキョク』では、独自アンケート調査を実施。この世代の本音に耳を傾けてみた(調査方法:インターネットによる独自調査。調査期間:2016/9/7~13実施。調査協力:ネオマーケティング)。

まず、既存の「団塊ジュニア世代(1971年から1974年生まれ)」や「ポスト団塊ジュニア世代(1975年から1984年)」という総称について、どう思っているのか、今回は35~40歳の男性300人を対象に調査した。結果は以下の通り。

「かなり違和感がある」「どちらかというと違和感がある」と回答した人を合わせると、37.0%。一方、「かなりマッチしていると思う」「どちらかというとマッチしていると思う」の合計は26.6%。

単純に違和感があるかないかで比較してみると、これらの世代の呼び方に違和感を覚える人たちは多いようだ。

バブル崩壊で不遇の世代 ネガティブな印象が強い

では、どんな呼び名がしっくりくるのだろう。前問で「かなり違和感がある」「どちらかというと違和感がある」と回答した人たちに、自分たち世代にピッタリな呼び名について、フリーアンサーで回答してもらうと、次のような意見が上がった。

・「失われた世代/物心ついたころがバブル、就職のときは氷河期」(36歳/その他)
・「ロスジェネ世代/バブルは大学入学前に終わっており、就職氷河期だったから」(41歳/その他)
・「安定成長世代/高度経済成長が終わり、1975から1984年は低成長の時代になっていたから」(43歳/不明)

その他、「不遇の世代」や「貧乏くじ世代」「一番損した世代」など…。全体として、ネガティブな回答が多い印象は否めない。やはり、バブル崩壊や就職氷河期など、不景気の経験が、影響しているのだろう。

一方で、「最強世代」や「人材潤沢世代」など、不景気があったからこそ、自分たち世代には優秀な人材が多く、競争や逆境に強いと捉える声も少なくない。雇用情勢の変化がこの世代にもたらした影響は大きそうだ。捉え方次第ではあるが、いずれにしても、ポジティブか、ネガティブか。

ファミコン、ガンダム、ビックリマン…幼少期の流行が世代の象徴!?

当時の社会情勢や自分たちが置かれた状況を、フリーアンサーの回答に当てはめる人が多かったが、幼少期に流行ったものを挙げる人もチラホラ。

・「ファミコン世代/家庭にファミコンが普及し、色々なソフトが出始め、高橋名人など有名になった絶頂期に生まれた世代だから」(39歳/建築・土木・不動産)
・「少年ジャンプヒーロー世代/みんな少年ジャンプを読んでいた。少年ジャンプの主人公に憧れ、みんな大人になった」(35歳/IT・インターネット関連)
・「ビックリマン世代/象徴であり、残しておきたいこと」(35歳/電気・水道・ガス・エネルギー)
・「ガンダム世代/ガンダムファーストのように切ないことの多い世代」(44歳/その他)

同じような環境で過ごしてきても、感じ方は様々。ひとつのアンケートで、まったくテイストの違う回答が見られたのも、この世代ならでは。多様な価値観を持ち、十把ひとからげにされたくないという同世代の特徴が、世代名への回答にもあらわれているのかもしれない。


文=明日陽樹/考務店