今、実態が明らかに! お隣さん家の“足もと財政”

特集「いつまで初心者で通すの? 自分の“足もと財政”管理術」第1回

カテゴリ:ビジネス

  • 世間の「こづかい額」の平均は3万円。巷のイメージ通り?
  • ほとんどの家庭が、財政管理は「どんぶり勘定」
  • まだまだ日本では投資への抵抗感は強い

年収は? こづかいは? 最新データはいかに

「あいつ、亭主関白に見えて財布の紐は奥さんが握ってるらしい」「彼、昼休みになると必ず株価チャート見てるよね」。

たとえ親しき間柄でも、その懐事情はめったに明かす機会はないもの。見えづらいからこそやっぱり気になる…それがお隣さん家の「足もと財政」だ。

今回、ホウドウキョクがアンケートを実施したのは、全国に住む平均年齢40.25歳の仕事を持つ既婚男性200人。ちなみに今や、その半数が共働きだ。やはり、現代では「専業主婦は贅沢品」は事実なのだろう。

まずは、気になる世帯年収からのぞいてみよう。

平均年収は、夫が約589万円、妻が約208万円。個別で見れば夫婦で同額程度も見られたが、いまだ男女差は大きい様子。妻の収入を、時短勤務や配偶者控除のために103万円以下に抑える家庭が平均を押し下げている可能性もあるだろう。とはいえ、夫300万円に対して妻700万円、さらに夫500万円に対して妻が1300万円という家庭もあった。ただ、それはまだまだ少数派。

続いて、こづかいの実態はどうか? まずは、そもそも、こづかい制を取り入れる家庭はどのくらいか。

・夫のみ、こづかい制 33.5%
・妻のみ、こづかい制 5%
・夫と妻両方、こづかい制 19.5%
・こづかい制ではない 42%


こづかい制は58%の家庭で採用。意外に少ない印象か。では、その額はどうだろう。

夫のこづかいの平均が31,830円と、サラリーマンのこづかい=3万円の通説の正しさを証明する結果となった。飲み会1回5000円としたら6回分で、週1〜2回の計算。こづかいを飲み会だけに使ってしまったら、ランチもタバコもコーヒーも楽しめない計算だ。しかも、円グラフを見ればもっとも多い割合は10,000〜30,000円未満。お財布事情は厳しい。

“キッチリ派”しか無理? どんぶり勘定の家庭が約7割

最近の家庭では、夫婦どちらが家計の実権を握るのか?

・夫 34%
・妻 54%
・夫と妻で完全に別財布 13%

家計を守るのは今なお妻の仕事? 夫管理の家庭は「管理が好きだから」「得意だから」という、キッチリ派の夫が目立った。夫婦で完全に別財布は13%に留まったが、今20代前半の若者が将来、家庭を持つ頃には、さらに増えるかもしれない。

では、家計管理を会社の経営のように記帳する家庭、つまり家計簿をつける割合はいかほどか?

・家計簿をつけている 34.3%
・つけていない 65.7%


やはり、と言うべきか。どんぶり勘定の家庭が6割を超える。となれば、自分の財布の中身は言うまでもなく…、

・支出入管理をしている 34.5%
・していない 65.5%


と、管理していない男性が多数派。その理由は、圧倒的に「めんどくさい」だ。しかし、今はスマートフォンの家計管理アプリも進化し、レシート情報を読み込めたり、クレジットカードや電子マネーの情報と連携できたりと、アナログ時代に比べて格段に管理が容易になった。

アンケート結果でも「自分がついやる無駄づかい」として多くあげられた「お酒」「たばこ」「ギャンブル」も、記帳で“見える化”することによって減らせるかもしれない。 
本特集の第2回では誰でも簡単に始められるこづかい管理術を、明日11月8日(火)にご紹介するので、そちらをぜひ試してみてほしい。

資産を増やすなら、節約か…やはり投資?

資産を増やしたいのなら、「支出を減らす」or「収入を増やす」という単純明快な二つの方法しかない。やはり容易なのは「支出を減らす」の方で、アンケートでも「外食を減らす」「まとめ買いをする」「ポイントを貯める」といった日々の努力の積み重ねが見られた。

もう一方の「収入を増やす」については、特に会社員が給料を上げるのは容易ではないとなれば、お金に働いてもらう「投資」という選択肢が浮上するのだが、今なお投資をしていない人が51%と過半数に達する。その理由としては、約20%が「お金・資金がない」と、約15%が「リスクがある、損しそう」と回答。

とはいえ、今やすべて普通預金に預けていてはむしろリスク、と経済評論家の山崎元氏も語る。そこで、まだ投資を経験したことのない人も、初心者のための投資メソッドの採用を考えてみてもいいかもしれない。

山崎氏による最新お金事情の話は第4回(11月10日)に、そして投資メソッドは第5回(11月11日)に公開予定。どちらもぜひ、役立ててほしい内容だ。

文=高木沙織