【パラアスリートの言魂】パラノルディックスキー阿部友里香

被災地出身で、3月11日を平昌オリンピックで迎える

  • 岩手県山田町出身で東日本大震災の被害を受けた
  • 自分たちの競技を見て、自分も頑張ろうと思ってくれたら嬉しい
  • そのために厳しいトレーニングを積んで万全の状態で臨む

平昌パラリンピックに、クロスカントリースキーとバイアスロンの2種目で出場する阿部友里香選手。

2月10日11時45分から始まるバイアスロン女子6kmにも出場する予定で、活躍が期待される。

前回の2014年ソチパラリンピック大会にも出場し、クロスカントリースキークラシカルで8位入賞という好成績を収めている。

東日本大震災で被害を受けた山田町出身

「中学校にいる時に地震が起こって、家は津波で流されちゃったんです」と話す阿部選手の出身は岩手県山田町、2011年の東日本大震災で家が流されてしまった。

家族は無事だったが、友達のご家族など犠牲になった人も大勢いると言う。

「未だに仮設住宅に住んでいる方も大勢いるんです、そういうのを見るとまだまだ完全に復興してないんだというのを感じますね」

「私は3月11日、必ずどこにいても日本時間のその時間に黙祷するようにしている」と話すように、東日本大震災に対しての想いは強い。

震災から7年後の今年3月11日は平昌パラリンピックの為、韓国で迎える。

「震災7年後って取り上げられている時に平昌パラリンピックがあって、日本の選手が競技をしている姿を見て、こういう人も頑張っているから、自分も頑張ろうみたいな感じで、少しでも思ってくれたら嬉しいなと思っています。」と阿部選手は話す。

その平昌オリンピックで活躍するために、つらいトレーニングを積んできた。

「自信を持ってトレーニングをつんできましたし、万全の状態で臨めるようにしていきたいと思っています」

バイアスロンという競技を知ってほしい

「日本でクロスカントリースキーのバイアスロンという競技の知名度は高くないです。でもやっぱり実際に競技を見てみると、登ったり下ったり頑張って走らなきゃいけないですし、やっている人たちが苦しそうな顔でやっていると、応援したくならないかなって思って(笑)」

「メダルを取ったり、いい結果が出た時、地元の皆さんや大勢の人が笑顔で喜んでくれるんです。だから、私たちが頑張ってる姿を見てもらえて、もう少しやってみるかと思ってもらえたら嬉しいです。」
と力強く語ってくれた阿部選手だった。


阿部友里香(アベユリカ)


1995年10月7日生まれ 22才 日立ソリューションズ 所属
出産時の事故で左腕の神経を損傷し麻痺が残る。
ソチパラリンピック クロスカントリースキー・クラシカルで8位入賞。
2016年ワールドカップ フィンランド大会、クロスカントリー・スプリント・クラシカルでは金メダルを獲得。


(PARA☆DO!:毎週水曜夜10時54分放送
https://www.fujitv.co.jp/sports/parado/


(執筆:PARA-DO)