【パラアスリートの言魂】パラノルディックスキー新田佳浩

冬季パラリンピック6大会連続、日本のエースの想い

カテゴリ:芸能スポーツ

  • 祖父を喜ばせるために金メダルを取った
  • しかし祖父が他界し、目標を失う
  • 今度は自分のために金メダルを狙う

新田佳浩選手はこれまでに冬季パラリンピックに5大会連続で出場。

バンクーバーパラリンピック、クロスカントリーでは10km・1kmの2種目で金メダルを獲得した。

6大会連続となる平昌パラリンピックでも金メダルを狙う。

祖父を喜ばせるためにとった金メダル

新田選手は、3歳の時に祖父が脱穀の作業をしていた機械に巻き込まれて左腕を失った。

「俺の左手を孫につけてもらいたい」と言って責任を感じていた祖父だが、その後始めたクロスカントリースキーでいい成績を取ると、すごく喜んでくれたと言う。

そんな祖父を喜ばせる一心で掴み取ったバンクーバーパラリンピックでの金メダル。

「もう一回金メダルをかけてもらうために、もう少し生きるからっていうことを言ってくれたのが僕は非常に嬉しくて」

再び祖父のためにソチオリンピックで金メダルを目指していたが、ソチオリンピックを待たずに祖父は他界してしまった。

何のためにクロスカントリースキーをやるのか目標を失ってしまい、ソチパラリンピックではメダルに届かなかった。

初めて自分のために金メダルを狙う

「平昌パラリンピックは自分自身のために、金メダルのために、この苦しいトレーニングを続けてきているので、レースで辛い時にこれだけトレーニングで辛いことをやっているんだから、なんで今頑張れないんだと思いながら、心に鞭を打ってやっていますね」

今回の平昌パラリンピックでは初めて「ただ自分の為に金メダルを取る」という目標に向かって、今まで以上に過酷なトレーニングを積んでいる。

「本当に辛くて、やらなくて良いんだったらやりたくない…でも苦しいレースで1番に思い出すのは辛いトレーニングの事。あんなにやったんだから俺はもっと出来るはずだ!」と自分を鼓舞しているのだ。

「自分がどれだけやれるかわからないですけど、そこの中で苦労であったり苦しさであったりを今楽しみたいなと思います」と新田選手。

「でも、2番目には家族のことも思い出しますよ」と人懐っこい笑顔も見せた。

平昌パラリンピックでは、自分のため、家族のために、金メダルを狙う。


新田佳浩(ニッタヨシヒロ)


1980年6月8日生まれ 36歳 岡山県出身 日立ソリューションズ所属
4歳の時に初めてスキーを滑り、小学3年生からクロスカントリースキーを始めた。
冬季パラリンピックに5大会連続で出場。
バンクーバーパラリンピック、クロスカントリーでは10km・1kmの2種目で金メダルを獲得した。
更に、2017年IPCノルディックスキーワールドカップ平昌のクロスカントリー・ミドル・クラシカル(10キロ)で金メダルを獲得し、同年に行われたIPCノルディックスキーワールドカップ札幌 クロスカントリー・ショート・クラシカル(5キロ)でも銀メダルを獲得。


(PARA☆DO!:毎週水曜夜10時54分放送
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