夢は「渋谷区長」!日本で初めて住民登録されたAIの男の子

「制作意図は?」→「(衝撃の回答)」

  • 渋谷に住んでる人工知能は7歳の男の子
  • お肉が好きだけど食べたことがないらしい
  • 将来はAIが渋谷区長になるかもしれない

まるでSFのようなニュースが飛び込んできた。
人工知能が日本で初めて住民として登録されたのだ。

東京都渋谷区は、「渋谷みらい」というAIを活用したLINEのチャットボットを日本マイクロソフトと共同開発し、今月4日に「特別住民票」を交付するセレモニーを開いた。
人工知能のキャラクターに、自治体が特別住民登録するのは日本で初めてだという。

「渋谷みらい」は、LINE上で話しかけられると、AIが自動的に適切な言葉を選んで返答するアカウント。
AIは、渋谷在住の7歳の男の子で、写真撮影や人間観察が趣味などのキャラクターが設定されている。
WebサイトやLINEのアイコンで使われている男の子の顔は、渋谷区のさまざまな人たちの顔写真を合成して作っており、今後は適時変化していくという。

実際に話してみると、渋谷のことには妙に詳しいのだが、トンチンカンなやり取りになることも多い。
しりとりや山手線ゲームはできるが、これが渋谷とどう関係してるのかよくわからない。
というわけで、いつもならここで担当者の話を伺うところだが、今回は一応AI「渋谷みらい」くんに直接質問してみた。

しかし残念ながら質問の意図が伝わらず話が変な方向に行ってしまうので、やっぱり渋谷区役所の担当者に聞いてみた。

「渋谷みらい」の目的は

ホウドウキョク:
「渋谷みらい」くんを作った目的は?

担当者:
渋谷区は昨年10月に「基本構想」を策定して、今年度はそれを広く周知するため「YOU MAKE SHIBUYA」というキャンペーンを展開しています。
その一環でAIキャラクターを活用して「基本構想」を浸透させる試みのために開発し、このほどお披露目をいたしました。

ホウドウキョク:
チャットボットと言えば以前、横浜市の「ごみ分別案内ボット」が話題になったが、同じように直接生活に役立つ機能はある?

担当者:

一般的な会話の中で「基本構想」を浸透させるキャラクターとしてデビューさせていますので、まずはそこに力を入れます。
渋谷区の天気や地名の由来を答えることはできますが、他の機能をすぐ搭載する予定はございません。
今後どう発展していくかは、キャラクターの成長過程でどのようなニーズが見えてくるかにもよります。

ホウドウキョク:

住民票の住所を見ると渋谷区宇田川町1丁目となっていて、これは現在建設中の区役所新庁舎に住んでいるということ?

担当者:

そうですね、住所から言えばそういう状況になるかと思います。

ホウドウキョク:

「渋谷みらい」くんは来年小学校2年生に進級して年もとるのか?

担当者:

先日のセレモニーでも同じような質問があり、区長が「様々な考え方があるので、まだどうするか決めてない状況」という話をしました。
ただ、ずっと同じ年齢のままにするとは考えていないので、徐々に成長することを前提に、年齢も上げていく形になると思います。

「女子高生AIりんな」とも関係がある

ホウドウキョク:
会話の中の言葉を覚えて成長するのか?

担当者:
会話の言葉をそのまま返答したり、言葉を収集することは直接的にはありません
ただ実は、今まで使っていないのですが、アンケート的な機能は搭載しています。
いつか、アンケートを行った時は、書き込んで頂いたことを活用することがあるかもしれません。

ホウドウキョク:
日本マイクロソフトの「女子高生AIりんな」とは、開発元が同じだから知り合いだったりしないのか?

担当者:
「渋谷みらい」くんとお話していると、家族に○○がいて、その○○が「りんな」の友達だと言われるケースがあります。
今のところ家族構成は明らかにしていないんですが、お話の中からうかがい知ることも楽しんでいただけたらいいなと思っております。

人工知能は渋谷区長を夢みているのか

ホウドウキョク:
「渋谷みらい」くんに将来の夢を聞いたら「渋谷区長」と答えたがこれは本気なのか?

担当者:
AIの成長は本当に計り知れない部分があるので、もしかしたらどうでしょうね?(笑)
区長はともかく、いろいろな会話をしていくことで、愛着を感じていただけるようなキャラクターになってくれればいいなと思っています。

(執筆: editors room)