渋谷の街がキッザニアに? 日本財団と渋谷区が世界に発信

日本財団と渋谷区が包括連携協定

カテゴリ:国内

  • 日本財団と渋谷区がソーシャルイノベーションを進める包括連携協定を締結
  • 子どもたちに様々な価値観に触れる機会を作っていく
  • これから「ロンドン・NY・パリ・渋谷」にするために活動していく

日本財団と渋谷区がソーシャルイノベーションで協力

10月31日、東京・渋谷区がある発表をした。

社会の課題を解決しようとする先駆的な取り組みを支援し、渋谷ならではの文化・芸術の育成と世界発信を目指す。そのためのパートナーとして、日本財団と包括連携協定を締結したという。

日本財団は、ソーシャルイノベーションによる「みんながみんなを支える社会」の実現を目指し活動をする団体。

渋谷区は区の未来像として「ちがいをちからに変える街。」と基本構想で掲げていて、向いているビジョンは同じと言える。そのため、共に取り組みをしていくことを決めた。

日本財団と渋谷区は、「これからの社会をつくる子ども世代や若者世代に、様々な価値観に触れる機会を提供していきたい」としていて、4つの方向性を示した。

左:長谷部健 渋谷区長 右:笹川陽平 日本財団会長

子どもに様々な価値観に触れる機会を

1つ目は、渋谷の街でこどもの個性を育む「CREATIVE KIDS PROJECT」

様々なカルチャー、エンタテインメント、トレンドが集まる渋谷を、キッザニアのように子どもたちが実際に体感する学習プログラムなど、学校や家ではなかなか触れることのできない「渋谷の街のリアル」から子どもたちの好奇心や想像力を刺激し、多様な個性を伸ばしていく。

2つ目は、渋谷の街で多様性を体験する「DIVERSITY FESTIVAL」

有楽町などで日本財団が開催しているイベントを渋谷で共催するなど、新しい社会の可能性を探るプロジェクトを渋谷に集め、渋谷をダイバーシティの聖地にする。

3つ目は「オリンピック・パラリンピックムーブメント」

2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピック競技大会に向けて、オリンピック競技2競技・パラリンピック3競技が行われる渋谷で、様々なスポーツの存在に触れ、体験やルールを学べる企画を推進する。

4つ目は「SOCIAL INNOVATION Support」

日本財団のソーシャル・イノベーション事業や「ちがいをちからに変える街。渋谷区」が推進している様々なソーシャルアクションの輪を更に広げていくために、日本財団の国内外のネットワークと連携し、内容の充実化や活動の活性化に向けた支援を推進する。

「これからはロンドン・NY・パリ・渋谷」

日本財団の笹川会長は「未来志向で明るい日本を作りたいし、次代を背負う青少年に夢と希望を持ってもらうことが大変重要なことだと思っている。これからはロンドン・パリ・ニューヨーク・渋谷で行こう、と区長に言った。」と意気込みを話した。

また、渋谷区の長谷部健区長は「渋谷の持っている情報発信力は大きく、渋谷で新しいことを発信すれば東京・日本・そして世界に広がっていく街だと思っている。渋谷で子供達が何かを学んで感じて大きく世界に羽ばたいていく、そういった仕掛け、色々なスイッチを作っていきたい」と話した。

渋谷区が持つ、場所と人を集める仕組みと、日本財団の補助金などの経済的支援・世界中のネットワークで、これまでも続けてきたソーシャルイノベーションの活動が、更なるスピード感で進んでいく。

プロジェクトデザイナーの金山淳吾氏は「ダイバーシティー、ソーシャルイノベーションという言葉を課題解決型の思考だけではなく可能性を開拓するキーワードとして、世界に誇れる事例を作り実装するシステムを作っていきたい」と話し、これから具体的な内容を検討していくという。来年3月頃からプロジェクトとして進んでいく予定だ。


(執筆:editors room)