便利?規制すべき?皇居周辺で相次ぐ不審なドローンに手だては

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  • 皇居周辺でドローンの目撃情報が相次いでいる
  • なぜドローンの操縦者を特定できないのか?
  • 進化する最新ドローン

皇居周辺で相次ぐドローン目撃情報

5月に入り、皇居周辺では、ドローンとみられる目撃情報が相次いでいる。

警視庁によると5月2日午後8時ごろ、皇居の桜田門付近にいた機動隊員から「ドローンのようなものが飛んでいる」と連絡があった。
赤く点滅する光と白い光が、日本武道館から新宿区の防衛省方面に出現したという。

ドローンとみられる物体は、東京都の港区や目黒区、八王子市の武蔵陵墓地でも目撃されたという。

5月2日に新宿で光を目撃した人は「浮いて、フワフワしていた。ピカピカ光っていた。横に動いているというのではなく、ちょっと揺れながら動いてるという感じだった。ドローンだなと思った。赤とか白とかのランプが発光しながら浮遊しているものがあった。ヘリコプターだとうるさいが、音は全くなかった。イベントか何かを撮影しているのかと思った」と話す。

4日後にも新たな目撃証言があった。

5月6日の午後7時半ごろ、皇居近くの北の丸公園で警戒中の機動隊員がドローンらしきものを目撃した。
警視庁はヘリコプターで捜索を行ったが、ドローンや操縦者を確認できなかった。

便利なドローンだが使い方によっては...

最近では商品の無人配送など便利なサービスにも期待されているドローン。
しかし利用する側の目的によっては、異なる使われ方をされてしまう恐れもある。

南米ベネズエラでは2018年8月、ドローンを使った爆発があった。
マドゥロ大統領が演説をしていると、すぐ近くでドローンが爆発
この爆発により兵士7人が負傷。事件に関与した疑いで野党の議員などが逮捕されたという。

ドローン対策として様々な動きが

2015年の4月に首相官邸の屋上で、落下したドローンが発見された。

これを受けて航空法が改正され、東京23区などの住宅密集地の上空や高度150メートル以上の空域でドローンなど小型無人機を飛行させる場合は国の許可が必要となった。

また、警視庁は4月から、妨害電波を発してドローンを飛行できなくさせる「ジャミング」と呼ばれる装置を導入した。

なぜドローンの操縦者を特定できないのか

もし光の正体がドローンだった場合、なぜ操縦者を特定できないのか。

危機管理に詳しい公共政策調査会板橋功研究センター長は「夜間、見にくい場所での捜査は非常に難 しいと思います。それから最近どんどんドローンのスピードが速くなっているので、なかなか発見するのが難しい。ドローンの進化に当局も対応していかなければいけない、ある種イタチごっこみたいなところがある」と話した。

最新のドローン事情

進化するドローンについて、専門店を取材した。

小型のものから大きなものまでいろいろな種類のドローンがある中、折り畳みができ、小さくまとまるタイプのドローンも置いてある。

また、リモコン操作ではなくタッチパネル上の地図に目的地を設定するとドローンが自動的に飛行してくれるシステムもある。

手のひらサイズの超小型のドローンもある。

最高速度が時速120キロに及ぶ機種に、2キロ離れた場所からでも操作が可能な機種などもあった。
このような機能の進化も、操縦者を特定しにくい理由のひとつという。

「利便性」と「規制」の狭間で・・・

前出の公共政策調査会板橋功研究センター長は「ドローンは、これから産業技術として色々応用が利く技術。あまり規制しすぎると日本だけ遅れていく事があるので、バランスを考えなければいけない。当局も非常に困っているはず。」と話した。

対策としては、購入したドローンを登録制にして誰のものか分かるようにするなどの対策は有効と考えられるという。

(「めざましテレビ」5月8日放送分より)

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