日産自動車の前会長、カルロス・ゴーン被告が4月25日再保釈された。前回は作業服姿で変装をしていたが、今回東京拘置所を出るゴーン被告はノーネクタイのスーツ姿で現れた。

この記事の画像(3枚)

オマーンルートの特別背任の罪で追起訴されたゴーン被告について、東京地裁が25日朝、保釈を認める決定をしたのを受け、前回の保釈保証金10億円に続いて、今回、新たに定められた5億円が午後、納付された。

東京地裁が定めた今回の保釈条件には、前回の条件となった監視カメラの設置や携帯電話の使用制限のほかに、接触禁止対象者にキャロル夫人も含まれていることがわかった。

面会する場合は、事前に裁判所の許可が必要という。

今回の事件では、日産の資金がキャロル夫人の会社に還流したとみられている。

検察側は、ゴーン被告がキャロル夫人らを通じて証拠隠滅を行ったとして、保釈に反対し準抗告していたが、東京地裁はこれを棄却し保釈が認められた。

FNN
FNN