「仕事を休めない!」異例の10連休に苦悩する親たち・・・保育園の対応は?

カテゴリ:暮らし

  • まもなく10連休だが「勤務日がある」人は約6割 子育て世代は「保育園が休みで困る」
  • 川崎市で育児と仕事に励む女性を取材 行政は“保育難民”を受け入れる「休日保育」を実施
  • 予定人数より少なかった申請数・・・空きがあっても締め切りを延長しない理由とは?

働きたいのに預けられない。
異例の大型連休が迫る中、いま働く親たちから悲鳴が上がっている。

4歳児の母親:
本当は仕事が忙しいので出たいけど、保育園がやってないから預けられないので「すみません」と言ってお休みを・・・(もらいました)

2歳児の母親:
私が出勤の日は(子どもを)実家に預けて仕事に行くという感じですね。

旅行や趣味を満喫するなど、連休を待ち遠しく思っている人がいる一方、幼い子どもを持つ親からは「会社は休みにならないのに保育園が休みで困る」といった不満の声が上がっているのだ。

東京都内のリサーチ会社の調査によると、仕事を持つ人のうち約6割が10連休中も勤務日があると回答している。

「すべて休み」は38.8%
「1~3日間勤務」17.2%
「4~6日間勤務」15.5%
「7~9日間勤務」19.9%
「すべて勤務」は8.4%

という結果となった。

川崎市では7ヵ所で「休日保育」の実施を決定

神奈川県川崎市に住む田中幸希さん(29)も10連休中に仕事を抱える1人。
3歳の息子・宏征くんと1歳の娘・千結ちゃんの育児に奮闘しながら、夫婦共働きで医療関係の仕事をしている。
 
普段は2人の子どもを市内の保育園に預けて出勤しているが、10連休中は園が休みになるかもしれないと考え、勤務先の病院に併設される保育所に預けることを決めた。

田中幸希さん:
(普段)保育園に預けている月額料金とは別に保育所利用料金がかかるので、1人は実家で見てもらって、1人を預けるようにする予定です。

田中幸希さんと子どもたち

田中さんのように10連休中も仕事がある子育て世代。彼らに対応する動きは、全国の自治体に広がっている。
 
川崎市は、7つの公立保育園で4月30日から5月2日まで「休日保育」を実施することを決定。ゴールデンウィーク中に行うのは初めての試みだ。
 
普段、預かっていない子どもたちを受け入れる保育園側では、どのような準備をしているのか。
 
下小田中保育園 和田理香園長:
お子さんたちが現在通われている園に問い合わせをして、普段の様子や配慮事項を確認する、事前準備をしておくことが大事だと思っています。

今回の10連休に備えて川崎市が用意した公立の「休日保育」の受け皿は、1日あたり350人。
ところが意外にも4月18日の受け付け終了までになされた申請は、3日間で延べ89人に留まった。
 
この結果を受けて、川崎市こども未来局 子育て推進部の梅原充子担当課長は、「もっとニーズがあるかと思ったが、逆に受け皿、選択肢がいろいろあるということで、少し分散したのかと思う」と話す。

「子どもの情緒・体調」と「集団保育の可否」を確認

福原直英キャスター:
取材した川崎市の場合、定員に空きがあるにもかかわらず、受け付けは18日に締め切られました。これだけ空きがあるなら、もっと締め切りを延ばせないのだろうかと思う方もいらっしゃるかもしれません。
理由を聞くと、「多くの子どもを預かる上で、初めて受け入れる子どもの情緒や体調面、集団保育が可能かどうかを確認する時間が必要」ということでした。

加藤綾子キャスター:
子どもを預かることは命を預かることと同じですから、確認する時間はやはり必要なのではないかと思います。
 
風間晋キャスター(フジテレビ報道局解説委員):
そういう面があるから、行政としては慎重にしなければならないのでしょうね。
 
福原直英キャスター:
例えばアレルギーとかですね。保護者からの聞き取り調査を経て、89人の子どもたちは受け入れることにしたということです。
ほかの自治体でもすでに締め切ったところは多いんですが、民間ではまだ予約を受け付けているところがあるようです。

(「Live News it!」4月25日放送分より)

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