サッカー、ゴルフ、陸上など、ざまざまな競技で活躍する兄弟姉妹アスリートたち。
 
4月28日放送の「ジャンクSPORTS」(フジテレビ系)には、天才姉妹ゴルファーの長峰真央さん、美桜さん、母親の雅子さん、柔道一家でありアスリート大家族の谷口家から茉夕さん、由莉さん、茉輝さん、睦稀さん、英里さんの5姉妹、X GAMES・インラインスケートのゴールドメダリスト兄弟の安床エイトさんと武士さん、双子で元サッカー日本代表の大竹七未さん、夕魅さんが登場した。

 
 
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試合の前に必ず「アワビ」! 

今、世界が注目する9歳の長峰真央さんと、8歳の美桜さんの天才ゴルフ姉妹。
 
2人は父親の影響で、それぞれ4歳からゴルフを始めた。 

 
 

姉の真央さんはすでに世界大会を3度も優勝している。
 
小学4年生にしてベストスコアは67で、ドライバー飛距離は170ヤード超え。年上の男子選手も圧倒するほどの実力を持っているという。
 
妹の美桜さんも6歳の時に国内ジュニア大会で優勝し、小学3年生にしてベストスコアは85。

二人が暮らす千葉県にある自宅には、200坪を超える敷地に特製グリーンがあり、姉妹は毎日、そこで練習をしている。

だが、ゴルフ道具を用意することは大変だといい、母親・雅子さんは「それぞれ14本のクラブを持っているんですけど、体の成長に合わせて半年に1回、シャフトを交換しなければならない。1本2万くらいかかるので、お金のかかるスポーツです」と話した。
 
そんな長峰姉妹は、試合前に必ずやることがあるという。
 
真央さんが「アワビのお刺身を食べることです」と明かすと、MCの浜田雅功さんは「えっ!?」とその高級食材に驚きを隠せない。続けて、浜田さんが「美桜ちゃんも食べるの?」と聞くと、うなずく美桜さんに再び驚いた。

 
 

幼稚園の頃から食べているというアワビ。雅子さんは「2人とも大のアワビ好きで、試合前は気合いを入れるために食べています」と話した。
 
番組では大量のアワビが並ぶ食卓の映像も公開され、このときは8個分のアワビを2人で完食。すると、真央さんは「醤油につけるとおいしい、あと塩をふってもおいしい」とこだわりの食べ方も明かしていた。

大学進学が決まっていたが…思わぬ事態に

 
 

“柔道界のビッグダディ”とも呼ばれる1男7女10人の谷口家では、柔道経験のない父・隆志さんが8人の子どもたちを指導している。
 
自宅にはジム顔負けのトレーニング器具や送り迎え用のキャンピングカーなど設備を備え、隆志さんが抱えた借金総額は9千万円。
 
そんな谷口家では、長女・由夏さんが全日本強化指定選手入りを果たした。元々レスリング選手で、全国大会5度の優勝経験を持つ由夏さんだが、高校2年生の時に柔道に転向し、2018年9月に出場した全日本ジュニア選手権で見事3位入賞。
 
柔道転向後、わずか2年9ヶ月で全国大会の表彰台へと登り、オリンピック出場への大きな一歩となる全日本強化指定選手に選出される快挙を成し遂げた。
 
朗報が舞い込んだ谷口家では、気合いを入れた隆志さんが自宅の更なる改装を実施。元々、娘たちの寝室があった3階に柔道場が誕生。柔道場のあった1階は、ジムを経営できそうなほどトレーニング器具が揃ってしまったため、柔道場を3階へ移したというのだ。
 
そのため、次女・茉夕さんは「元々3階で寝ていたんですけど、無くなってしまったので、寝るところがなくて…」と困っていると明かした。今は、2階のキッチンの脇にあるリビングなどで雑魚寝するようになったという。

 
 

そして、番組では今年のお正月、家族全員で片道3時間もかかる静岡にあるお寺で、初詣をする谷口家に密着した映像も公開された。
 
谷口家ではこの春、8人の子どものうち、次女が高校から大学、3女が中学校から高校、5女が小学校から中学校へと卒入学を迎えて大忙し。
 
特に次女・茉夕さんは、4月から長女と同じ環太平洋大学に進学が決定しているということで、おみくじを引くのも真剣な様子。見事、大吉を引き、新たな生活へ幸先の良いスタートに思えたが、2週間後に思わぬ事態が起こった。
 
番組スタッフが隆志さんの元を訪れると、「お姉ちゃんと同じ大学に進学させてもらえるように、サポートしていただいていたんですけど、その入学にはいろいろなお金がかかるんです。それが用意できない」と明かした。
 
一般学生よりは一部学費など免除になるものの、必要最低限の費用が捻出できないということで、入学を辞退することになってしまったという。
 
この決定に茉夕さんは「大学に行かれへんと言われて、どうしようかなと思ったけど、よく考えたら別に柔道をやめることじゃないし、続けられると思ったら、モヤモヤがなくなって、なんとかなるやろ、と思った」と、すでに気持ちを切り替えていた。
 
大学の代わりにスポーツトレーナーの資格が取れる専門学校へ通い、今まで通り自宅で練習してオリンピックを目指すことにしたが、学校へ下見に行くと、驚きの事実が発覚。
 
下見に行った「近畿医療専門学校」には柔道部があり、全国柔道整復学校協会主催の大会で優勝するなど、かなりの強豪校だったことが分かった。

柔道場があることを知らなかったという茉夕さんは笑顔を見せ、今後はこの柔道部をベースに練習に励み、長女と同じくオリンピック出場を目指すという。
 

レジェンド兄弟は入れ歯兄弟?

 
 

インラインスケート界の絶対王者“ヤストコブラザーズ”の兄・安床エイトさんと弟・武士さん。
 
プロスケーターの両親の元、それぞれ3歳からローラースケートを履き始め、両親が経営するスケートパークで腕を磨いた2人は、アクションスポーツ界ではオリンピックにまさる人気とも言われる、アメリカ発祥の「X GAMES」に1999年から参戦。
 
すると、1999年から2004年まで兄弟で表彰台を独占。その結果、2005年に競技のスポンサーが撤退し、強すぎるが故に競技が廃止されてしまうことになった。それ以降も数々の大会で勝ちまくり、これまでの世界大会通算メダル獲得数は兄弟合わせて驚異の220個。
 
この兄弟の凄さを、16歳の時に「X GAMES」でアジア人女性初の優勝を飾り、東京五輪の金メダル候補でもある中村貴咲選手に聞くと「大会で勝つためには必ずノーミスじゃないと上位にいけないんですけど、毎回、毎年ノーミスでスケートができること自体、相当スゴイ。人間じゃないみたい」と熱弁した。
 
そんなレジェンド兄弟は2018年に、アイスクロス・ダウンヒルという新たな競技に挑戦。
 
この競技は、激しいアップダウンや急カーブが施された約500メートルの氷のコースを最高時速80キロで一気に滑走し、クラッシュするのは当たり前の、世界“最狂”の氷上バトルレース。
 
2018年1月にアイスクロス・ダウンヒルを初体験すると、約2ヶ月後にはほぼ初心者ながら世界大会に兄弟そろって出場し、12月にはアジア初上陸となった「クラッシュドアイス横浜」にも参戦。弟・武士さんが決勝ラウンドに初進出し、日本人トップの成績をおさめる快挙を成し遂げた。
 
強すぎる“レジェンド兄弟”は、実は“入れ歯兄弟”であることも明かされた。
 
武士さんは「スポーツを成長させないといけないので、新しい技をやったりする過程で顔を打って…。二人とも前は入れ歯です」と話すと、エイトさんも「動けたら怪我じゃないんです、歯なんて…」とあっけらかんとしていた。
 
天才ゴルフ姉妹の真央さん、美桜さん、柔道に励む谷口家の8人の子どもたち、インラインスケート界の絶対王者“ヤストコブラザーズ”の兄・安床エイトさんと弟・武士さんのこれからの活躍に目が離せない。
 

『ジャンクSPORTS』毎週日曜日夜7:00~8:00放送