廃校がゲストハウスに生まれ変わる

 
 
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使わなくなった滑り台に鉄棒…、9年前に閉校した上田小学校が改装されゲストハウスとして4月28日岡山真庭市にオープンする。その名も「UEDA VILLAGE」(ウエダ ヴィレッジ)。地域支援機構が主導で2018年8月から旧上田小学校の改装を行っていた。

 
 

このゲストハウスは授業で子供たちが作った版画や階段の注意書きなど、当時の学校の雰囲気をふんだんに残している。

 
 
 
 

レトロでリアルな“異空間”

子供たちが楽器を奏でた音楽室は宿泊室になっている。太鼓や楽譜のついた黒板は当時のままだ。

 
 
 
 

先生が授業の準備をしていた職員室はカフェに改装された。
地元で採れた野菜を使った料理や地酒を楽しむことができるほか、校庭を懐かしみながらお茶も楽しむことができる。

 
 
 
 

気になる宿泊料金は1泊5000円からで1度に7人まで宿泊できる。

地元の人とゲストの新しい交流の場

今回のゲストハウスの誕生に地元の人々はどう思っているのだろうか?

地域の男性は
「ここに人が出入りしている。そのほうが活気がある」と話した。

地域の女性は
「若い人が入って今までなかったことをどんどんやっている。よろしい…それは最高」と話した。

 
 

そして今回のゲストハウスの特徴は地元住民とゲストの交流…
威厳のある校長室だった部屋は、明るい美容室になり宿泊だけではなく結婚式にも対応することができる。

 
 

当時のことを思い出せるのが廃校の魅力

今回、この廃校ゲストハウスを企画した地域支援機構サトビトの沼本吉生代表理事はこう話す。

地域支援機構サトビト 沼本吉生代表理事:
学校の中に入った瞬間、その当時にふっと戻るというか…特別な記憶が戻るというのが廃校に来る一番の経験ではないかと…。ご家族みなさんで特別な時間を過ごしてもらえるような場所にできたらなと思います。

 
 

夜は星を眺め、朝は雲海を望むことができる展望台もあるゲストハウスは10連休2日目の4月28日にオープンする。

(岡山放送)

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