全キャンパスを禁煙
長崎大学が「禁煙対策」の強化に乗り出した。
来年以降の職員採用について「喫煙者」は採用しない方針を示した。
長崎大学・河野茂学長:
教職員の就業時間内の喫煙を禁止すると共に、今後の新規採用にあたりましては喫煙者を採用しない方針を決定いたしました
「 教育の場として喫煙者は相応しくない」
長崎大学の新たな採用方針は4月19日の定例会見で河野茂学長が明らかにした。
望まない受動喫煙をなくすため、来年4月に健康増進法が改正され、飲食店や職場などで屋内が「原則禁煙」になる。
長崎大学は去年から禁煙対策を進め、喫煙所を段階的に減らしていて、今年8月には全てのキャンパスの敷地内を禁煙とし、勤務時間内の喫煙も禁止とする。
長崎大学・調漸学長特別補佐:
教員、職員がタバコを吸って自分の健康を害するだけでなく、学生はやはり教員の背中を見ている。教育の場としては喫煙者は相応しくない
全国の企業でも従業員の喫煙率を減らそうと、さまざまな禁煙化の取り組みが始まっているが、今回の長崎大学が打ち出した「採用方針」に、市民は…
男性:
いいことじゃないですか。健康を害するものは口にしない方がいい
女性:
ちょっとやりすぎかなと思う。分けたら別にいいんじゃないかと思う
男性:
分煙がされたら、それでいいんじゃないかと思う。タバコを吸うから採用しないっていうのは一種の差別につながると思う
女性:
できたら違うところで吸ってほしいと思うんですけど、教職員として採用しないっていうのはちょっとどうかなって思います
愛煙家:
それは、たばこをやめるしかないのかな。会社以外でこそっと家で吸うとかじゃないですか、仕事終わりに
長崎大学は5月から専門医師による「禁煙外来」を開設し、喫煙している教職員や学生のサポート体制も強化する。
(テレビ長崎)