リラクゼーションサロンで、女性客に対して、胸を触るなどのわいせつな行為をしたとみられる、経営者の男が再逮捕された。男は、1回目の逮捕の際、容疑を否認していたが、その後、動かぬ証拠が出てきたという。

密室のサロン 女性はTシャツにハーフパンツ

小室茂行容疑者(50)は、今年3月17日夜、自らが経営する東京・立川市のリラクゼーションサロンで、30代の女性客に対して、マッサージをすると称して、胸を触るなどのわいせつな行為をした疑いが持たれている。先月18日、警視庁立川署に逮捕された。

逮捕された小室茂行容疑者(50)(5月19日 立川署)
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小室容疑者は、2018年10月、立川駅近くの雑居ビル6階に、サロンを開業。完全予約制の店は、個人経営で、他に従業員はいない。決して広いとは言えない、貸し切り状態のサロンが、わいせつ事件の現場となった。

この日、店に到着した被害者の女性は、施術前に、着替えるよう促された。上が半袖のTシャツ、下がハーフパンツ。女性が、ベッドにうつ伏せになり、背中のマッサージを受けていたところ、容疑者の手が、胸の部分に達したという。

「わいせつ目的ではない」容疑否認

Tシャツの上から、執拗に、胸を揉み始めた小室容疑者。さらに、ハーフパンツのすそから手を入れて、局部やお尻を触ってきたそうだ。マッサージと称したわいせつ行為は、およそ1時間に及んだとされる。

小室容疑者は、立川駅近くのビル6階で、リラクゼーションサロンを経営していた(5月19日)

午後7時すぎ、店を出た女性は、そのまま立川駅南口交番に駆け込んだという。立川署は、マッサージ中という、気持ちをゆだねて、抵抗できない状況に便乗した犯行だったことから、”準強制わいせつ”容疑を適用すると判断。

裏付け捜査の末、先月18日、逮捕に踏み切った。しかし、小室容疑者は、調べに対して「施術の一環で胸やお尻、局部などを触りましたが、わいせつ目的ではありません」などと容疑を否認したというのだ。

過去にも、診察中の医師や、施術中のマッサージ師などによる、同じような事件は、度々、起きている。ところが、加害者と被害者が2人きりのケースが多く、しかも密室状態で、裏付け捜査が難航することも少なくない。今回の事件も、まさに同様のケースだったのだが、実は、現場から”動かぬ証拠”が出てきたのだ。

大胆!?メガネに”小型カメラ”を

立川署が、サロンを家宅捜索したところ、更衣室の中から、隠しカメラが見つかった。さらに、小室容疑者が使っていたメガネの”ブリッジ”の部分に、小型カメラが装着されていたことも明らかになった。

このカメラは、インターネットを通じて購入したもので、動画を撮影する機能が付いていた。立川署では、メガネ”カメラ”で、どのように盗撮していたのかを再現したが、かなり大胆な手口と言える。

立川署は、押収した盗撮用のカメラなどを公開。メガネ”カメラ”を再現した(9日 立川署)
メガネに装着した小型カメラ。これで盗撮していたとは、かなり大胆な手口と言える。

その他にも、盗撮した動画を保存するハードディスクやパソコンなどが、多数、押収された。そして、時を同じくして、事件に関する報道を見た女性(30代)から、立川署に相談が寄せられたのだ。

この女性は、第1事件の9日後の3月26日に、このサロンで、小室容疑者からマッサージを受けていた。その際、同じようなわいせつな行為をされていたと言うのだ。立川署が、押収されたメガネ”カメラ”を調べたところ、この女性の乳房も映っていたという。

「女性が気持ちよさそうな姿を・・・」20人分の動画も発見

立川署は、勾留期限の6月7日、小室容疑者を、第2事件の30代女性に対する、準強制わいせつと盗撮(東京都迷惑防止条例違反)の疑いで再逮捕した。第1事件では容疑を否認していた小室容疑者。

小室容疑者は、2回目の逮捕で、容疑を認め始めたという。

しかし、2回目の逮捕では、「私が盗撮した動画に、わいせつな行為をしている動画が記録されているならば、私のやったことだと思う」「女性が気持ちよさそうにしている姿を撮影しようと思ったことがキッカケだ」と容疑を認め始めているという。

一方で、「わいせつな行為をしたかは、よく覚えていない」とも供述しているとされる。立川署は、小型カメラに収録された動画などから、今年に入って、20人ぐらいの女性が被害に遭っていた可能性もあるとみて余罪を追及している。

社会部
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フジテレビ報道局社会部

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