フィンランド発祥の「モルック」は、「モルック」と呼ばれる木の棒を投げて「スキットル」と呼ばれる数字が書かれた木の棒を倒すスポーツで、世代を超えて誰でも楽しめる。
2024年、北海道で世界大会が開催されるほど、今、日本でも注目を集めている。

ホッケーの町として知られる岩手町でも愛好者が増え、8月に岩手県内初の全国大会「モルックいわてまちドリーム大会」が開催された。

大会を開催した村田昌之さん
「昨年、岩手町でモルックの大会を開いたのですが、結構好評だったので、県内のモルックのレベルを高めるために全国大会を岩手町で開催しました」

エントリーしたのは全国各地から56チームで、北は青森、南は熊本まで約180人の選手が集結し、盛大に行われた。

福永一茂アナウンサーも参戦。

福永一茂アナウンサー
「全国からモルックの猛者が集まるこの大会。モルックは未経験ですが、情熱は負けません。優勝を目指して頑張ります」

大会はチームでの参加が必須。初心者の福永アナを快く迎えてくれたのは、洋野町のモルックチーム「ウーシ・ターティウニ」だ。

チームの精神的支柱であるリーダーの大下亮人さん。
冷静沈着、頼れる最年長の村田佳之さん。
安定したプレーでチームを助ける長川和磨さん。
3年前に地元中学校の先輩後輩で結成したチームで、岩手のモルック界をけん引している。

ここで「モルック」のルールを紹介する。
2チーム以上に分かれ順番に木の棒を投げ、数字が書かれた12本の「スキットル」という棒を倒す。
棒を倒して得点を積み重ね、先に50点ぴったりになった方が勝ちとなる。

得点方式は「スキットル」を10本倒すと10点。
また「スキットル」を1本だけ倒すと、「スキットル」に書かれた数字が点数になる。
しかし、投げる位置の見印「木の棒」に足が触れたり、はみ出したりするとポイントが無効になってしまうので要注意だ。

また、スキットルは毎回倒れた場所で立て直され、その位置が、次に投げる競技者のプレーに大きく影響を与える。
相手が50点になるのを阻止しながら、チームの点数を重ねていくかが勝利のポイントとなる。

優勝を目指し4人の練習にも熱が入る。

福永一茂アナウンサー
「自分の人生において全国大会に出たことがないので、出るからにはもう1位を目指します」

村田佳之さん
「優勝を目指して、チームと力を合わせて頑張りたいと思います」

長川和磨さん
「世界でモルックをしている人たちが来ているので楽しみ」

リーダー 大下亮人さん
「僕らのチームはもちろん優勝を目指しています」

モルック全国大会がスタートした。
56チームが参加した今大会は予選を行い、勝ち抜いた上位32チームが決勝トーナメントへと進むことができる。

初戦の対戦相手は世界第2位・東京都のチーム「RATEL R.T.Y.Y」だ。
1投目の大下さんは見事10ポイントを獲得したが、相手は世界を知る強豪チームで、的確に狙ったスキットルを倒していく。
2番手の長川さん、3番手の村田さんは一本も倒すことができなかった。
ルールでは3人連続で一本も倒せないと失格になる。
プレッシャーがかかる場面での、福永アナの一投目は見事に2ポイントを獲得し何とか失格を阻止した。

福永一茂アナウンサー
「これ以上の緊張はないと思います。あとは波に乗っていきます」

チームメイトも本来の調子を取り戻すが、世界レベルの壁がたちはだかり、どんどん差が広がっていく。
流れを変えるため、狙うは高得点の12ポイントのスキットル。

福永アナが投げたモルックが見事スキットルに当たり、スーパープレーがさく裂と思いきや、興奮のあまり投げる位置から足が出てしまい、ポイントが無効になってしまった。
残念ながら、結果は予選敗退だった。

リーダー 大下亮人さん
「(福永アナが)初めてとは思えないぐらい上手だった。すいません、急にピンチに回してしまって。頼りがいのある仲間でした」

福永一茂アナウンサー
「これだけ最高のメンバーと大会に出場できて、うれしかった。だからこそ一試合でも多く、みんなと戦いたかった」

リーダー 大下亮人さん
「また、モルックを楽しんでやっていけたらなと思います」

見事、優勝を果たしたのは和歌山県のチーム。
全国から集まった選手たちの熱い戦いは最後まで盛り上がり、幕を閉じた。

大会を開催した村田昌之さん
「来年以降も県内のモルックの実力向上と全国の選手たちとの交流を深めて競技人口を増やしていきたい」

岩手めんこいテレビ
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