投開票が20日に迫った参議院選挙。
FNNの最新分析では、自公で過半数を割り込む可能性が大きくなってきているようです。

FNNの取材と最新の調査を元に分析すると、自民党は選挙区・比例ともに、中盤よりもさらに苦戦していて、あわせた獲得議席は30台にとどまる情勢です。
ただ、接戦の選挙区も多く、「保守王国」と呼ばれる地域の「1人区」や、複数の候補を立てた都市部の選挙区での勝敗が結果を左右しそうです。

連立を組む公明党は、改選3以上の選挙区の候補のほとんどが、参政党の支持拡大などで当落ラインぎりぎりの混戦に巻き込まれています。
また、比例代表で議席を減らす情勢で、改選議席の確保は難しそうです。

立憲民主党は、政権批判を追い風に議席を増やす勢いで、30議席台が視野に入っています。
ただ、選挙区の候補のほぼ半数は接戦となっています。

日本維新の会は、3年前の参院選の勢いはなく、選挙区での議席獲得も地盤の近畿のみにとどまる情勢です。

共産党は、東京以外の選挙区で苦戦・接戦が続き、改選議席の確保は厳しそうです。

国民民主党は、議席を大幅に伸ばす勢いです。
接戦の選挙区が多いものの、比例で倍増が見込まれ、目標の「16議席以上」が視野に入っています。

れいわ新選組は、比例で3議席前後を獲得する情勢です。

“台風の目”となった参政党は、改選3以上の選挙区に優勢の候補もいて、2桁の議席を得る公算が大きくなっています。
20議席に乗せる可能性も出ていますが、どこまで伸ばすかは不透明です。

社民党は比例の議席確保を巡る戦いが続き、日本保守党は比例で2議席前後を得る情勢です。

ただ、与野党の最終盤の活動や投票率で情勢が変わる可能性もあります。

フジテレビ
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政治部
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日本の将来を占う政治の動向。内政問題、外交問題などを幅広く、かつ分かりやすく伝えることをモットーとしております。
総理大臣、官房長官の動向をフォローする官邸クラブ。平河クラブは自民党、公明党を、野党クラブは、立憲民主党、国民民主党、日本維新の会など野党勢を取材。内閣府担当は、少子化問題から、宇宙、化学問題まで、多岐に渡る分野を、細かくフォローする。外務省クラブは、日々刻々と変化する、外交問題を取材、人事院も取材対象となっている。政界から財界、官界まで、政治部の取材分野は広いと言えます。