韓国の大学入試で恒例の風景が物議を醸しています。
韓国の聯合ニュースは14日の大学修学能力試験で、警察が受験生を会場に送ったり受験票を届けたりするといった対応の件数が、187件に及んだと伝えました。
記事では、こうした受験生への対応について現職の警察官が「警察本来の業務に集中したいという内部の意見が多い」と話しているとした上で、インターネット上でも「私たちはタクシーなのか」など不満の声が上がっていると報じています。
一方で、警察官の中には「受験生を送迎するからといって泥棒を捕まえられないわけではない」という意見もあるとも紹介しています。
韓国では受験生を社会全体で後押しする風潮がありますが、専門家は「警察でなければできないことではない、議論する必要がある」と話しています。