立憲民主党の泉代表は30日の会見で、兵庫県の斎藤知事が同日、県議会百条委で証人尋問に出席することについて、「(大阪府の)吉村知事が、兵庫県知事の進退を握っているかのような状況は不思議だ」と述べた。
兵庫県の斎藤知事には、職員へのパワハラ、物品の要求、公金の不正支出の疑惑があり、県議会が追及している。
2021年の兵庫県知事選で、自民党とともに斎藤知事を推薦した日本維新の会の吉村共同代表(大阪府知事)は27日、証人尋問の説明次第では、辞職勧告や不信任決議も「当然あり得る」と説明した。
維新は百条委の後に対応を協議し、藤田幹事長が斎藤知事と面会する可能性もあるとしている。
こうした状況について立憲の泉代表は「大阪の知事なり維新の会が、兵庫県知事の進退に影響を持つというのも、いかがなものか」と疑問を投げかけた上で、「(斎藤)知事は損得抜きで県民に向き合って、どう身を処すべきか考えてほしい」と求めた。