川の水が消え、ゴロゴロとした川底の石がむき出しになっていたのは、日本最後の清流と称される高知県の四万十川。
普段水が流れている場所は渇水により、歩くことができた。
一部が干上がったこの状況に、アユを狙ってきたシラサギもたたずむだけ。
佐田沈下橋付近はかなり水が少なく、2023年5月の様子と比べると、水量の差は一目瞭然。
いったい、なぜ渇水が起きたのだろうか。
原因は、記録的な水不足。
四万十川流域で10月の1カ月に降った雨の量は32mm。
平年の10%。
この渇水で心配されるのが、産卵期を迎えているアユ。
屋形船さこや・荒地秀明さん「これだけ水量が少ないと、(アユが)限られた場所しか通れない。アユの産卵なんかにも、もしかしたら影響があるかもしれない」