カンボジアを拠点にした特殊詐欺事件で、グループの一部は、日本国内に複数いる「勧誘役」を通じて集められたとみられることがわかった。警視庁は21日、全員を再逮捕する方針。

捜査関係者によると、山田大志容疑者(38)ら19人の男(25~55)について、警視庁は、2023年1月に京都府に住む60代の女性に嘘の電話をかけて現金900万円余りをだまし取った疑いで、21日に再逮捕する方針。

19人の逮捕は、3回目となる。

カンボジアから嘘の電話をかけていた「かけ子」の大半は、日本で集められていたが、その仲介をした「勧誘役」は、複数いるとみられることがわかった。

警視庁は、山田容疑者らが4億3,000万円以上の特殊詐欺に関わったとみて、全容解明を進めている。