マスク着用の指導が思わぬ事態に発展した。

指導に腹立て市のデータを削除

懲戒免職処分になったのは、茨城県水戸市役所の収税課・男性主査(44)だ。

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事の発端は2022年12月13日のこと。

マスクをせずに勤務していた男性主査に対し、上司がマスクを着用するよう指導した。

その1週間後12月20日、指導に腹を立てた男性主査は、自身のパソコンから共有サーバーにアクセスし、市税滞納者の差し押さえ件数や金額など4年分のデータを削除した。

男性主査:
指導が納得できず削除しました

さらに、2023年1月には、人事評価をする上司らに対し、こう脅したという。

男性主査:
悪い人事評価を行ったならば、包丁を持って脅したり刺したりすることも考えている。命はないものと思え

恐怖感を与え、適正な人事評価を妨げかねない行為を行ったと言える。

「マスクごときで大事(おおごと)にした」

マスク着用の指導に腹を立てたことによる今回の犯行、街からはさまざまな声が聞かれた。

「普通の感覚じゃ考えられない」

「組織からマスクをしなさいって言われたら、それはするのは当然だと思うので。私も基本的に(マスクを)外したいと思いますけど、組織にいる人間としてやるのは当然のことだと思う」

「本来はきちんと話すべき、職員も。自分が納得できないんだったら、上司の方とよく話をすればこういう問題にはならないと思う」


男性主査は、市の聞き取り調査に対し、次のように話している。

男性主査:
マスクごときで大事(おおごと)にしたことに腹が立った

市は、公文書毀損に当たるとして警察に被害届を提出している。

(「イット!」3月2日放送より)

記事 2961 イット!

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