値上げラッシュのなか、「安売り」を武器とするディスカウント店の売上高が過去最高を更新する見通し。

帝国データバンクによると、「ドン・キホーテ」や「業務スーパー」など、食品など生活必需品の「安売り」を前面に出すディスカウント店の売上高が今年度初めて4兆円規模に達する見通しとなった。

2021年度の3.8兆円を5.2%上回って過去最高を更新する見込み。

また、積極的な店舗展開も進み、ディスカウント大手10社の店舗数は2023年3月までに過去最多の3000店を超える見通しだ。

帝国データバンクは、食品や日用品の値上げラッシュによって「安くなければ買わない」といった低価格志向を背景に、ディスカウント店のニーズや利用者層が広がっていて、売上増加につながっていると分析している。

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