ザ・ドリフターズの仲本工事さんが交通事故から約37時間後の19日、急性硬膜下血腫により、家族に看取られながら息を引き取りました。

急性硬膜下血腫とは?

仲本さんの死因となった「急性硬膜下血腫」とはどのようなものなのでしょうか。

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東京女子医科大学・脳神経外科の清水俊彦客員教授によると、頭をぶつけたとき、特に回転しながら飛ばされ、遠心力が加わった状態で頭をぶつけたときなどに起こるものだといいます。脳を覆っている硬膜と脳をつなぐ静脈が裂けることで出血し、その出血でできたゼリー状の血の塊が脳を圧迫して起こるものだということです。

症状はどういったものなのでしょうか。清水客員教授によると、重症の場合は意識がない状態で手術が必要になるといいます。では仲本さんはどうだったのでしょうか。目撃者によると、事故後「意識がないような状態」で、病院で頭部の手術を受けていたということです。

また、一般的に24~48時間で亡くなるケースが多く、手術で一命を取り留めても後遺症(まひ・けいれんなど)が残るケースが多いということです。仲本さんは懸命の治療を施されるも、事故から約37時間後に息を引き取りました。警察が詳しい事故原因を調べています。

(めざまし8 10月20日放送)