8月の消費支出は、行動制限のない夏休みのなか、3カ月連続で増えた。
総務省が発表した8月の家計調査によると、2人以上の世帯が消費に使った金額は1世帯当たり28万9974円となり、物価の変動を除いた実質で去年の同じ月より5.1%増えた。
3年ぶりの行動制限のない夏休みのなか、帰省や旅行で外出した人が増えたことなどによるもので、増加は3カ月連続。
宿泊や国内パック旅行費を含む「教養娯楽」が20.6%増えたほか、鉄道運賃や有料道路の利用料などの「交通・通信」が11.6%増加した。
総務省は「今後、物価高の影響などを含め、動向を注視する必要がある」としている。