「秋の決算定例会大審査」
「よい質問をした議員にニコちゃんシール」

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一見、家電量販店の広告にも見える、目を引くデザインのチラシ。
北海道鷹栖町の議会が、決算審査のために作成したチラシのデザインが、大きな話題を呼んでいます。

鷹栖町は人口約6600人。米作りが盛んで、日本初の音を奏でる橋「メロディー橋」などでも知られる小さな町です。

そんな自然豊かな町がなぜ、こんなチラシを作ったのか?

担当者にその理由を聞いてみると…

鷹栖町議会・広報広聴常任委員長 片山兵衛 議員:
鷹栖町は3期連続(12年間)で無投票だったんですが、選挙がない状態っていうのは、関心を持ってもらえてない状況なんだろうということで。
危機感を持って、なんとかそこを打破したいなという思いで

実は鷹栖町の町議会では過去12年間、4年の任期が終わる度に、議席数と同じ12人しか立候補しないため「選挙なし」の状態になっています。

議会活動に少しでも興味を持ってもらうため、片山兵衛議員(44)がデザインしたといいます。

片山兵衛議員:
いわゆる、「決算」のチラシっていう言葉を聞いたときに、思い浮かぶようなものを作りたいなと。町民の方に興味関心を持ってもらえるようにということで、定例会のチラシを毎回工夫しながら作っております

今年は“決算”という文字から、家電量販店のチラシ風にしようと考えたといいます。
これまでにも、「週刊誌の広告」風、「少年漫画の表紙」風、「怪獣映画のポスター」風など、様々なデザインのチラシを作成。

(2021年6月版 つり革広告で紛れていても分からないかも…)
(2021年6月版 つり革広告で紛れていても分からないかも…)
(2021年3月版 質問王に俺はなる!)
(2021年3月版 質問王に俺はなる!)
(2022年3月版 YOSAN GIKAI)
(2022年3月版 YOSAN GIKAI)

めざまし8が、都内で街の人に実際にチラシを見てもらい、感想を聞いてみたところ、「自分の町だったら読む」「見やすく目につきやすい」となかなかの好印象。

果たして、鷹栖町の定例会に関心を持つ町民の数は増えていくのでしょうか。片山兵衛議員の次回作にご期待ください。

(めざまし8 「#NewsTag」より9月14日放送)