北海道・利尻町の名産品として有名な「エゾバフンウニ」。今、このウニを巡ってある騒動が起きています。

北海道・利尻町がふるさと納税の返礼品を巡り謝罪…原因は「ウニ」

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6月10日、「寄付された方の思いを裏切ってしまったことを心からお詫びしたい」と謝罪したのは、利尻町の上遠野浩志(かとうの・こうじ)町長。町長が謝罪する事態となったその理由は、利尻町のふるさと納税返礼品として人気の「ウニ」でした。
北海道・利尻産の「エゾバフンウニ」は、特産の利尻昆布を食べて育ち、舌に乗せた瞬間とろけるような濃厚な味わいが特長。最高級のウニのひとつとして知られています。昆布とならぶ“利尻ブランド”ということで、利尻町のふるさと納税でも、ウニは返礼品の8割を占める人気商品です。ところが…

SNSでは、「全く甘みが感じられない」「パサパサしていて、ウニの味がしない」といった不満の声が。返礼品としてウニを受け取った人から利尻町へ、クレームが相次いだのです。
実際に届いたウニと、本来送られるはずだったウニの画像を比べると、その差は一目瞭然。

クレームが入ったウニは、形が崩れ、色も黒ずんでいる上に、くすんだオレンジ色の汁も広がっています。
町が、返礼品のウニを取り扱う業者を調査すると、一部にロシア産のウニを混ぜていたことが明らかになったのです。

町長「寄付された方を裏切ってしまった…」 一部にロシア産混入

産地偽装を行っていたのは、町から委託を受けた水産加工会社「カネマス上田商店」。
利尻町によると、2022年1月に発送した約2900件のうち、約400件で利尻産のウニの一部にロシア産のものを混ぜて出荷していたというのです。

めざまし8 は、東京築地にある海鮮料理店の仕入れ担当者に話を聞きました。

海鮮料理店の仕入れ担当者:
写真を見る限りではあまりいい物じゃないような気はします。作られてから配送されるまでに時間が少しかかってしまった感じですね。それで結局、本来のクオリティの物より下がってしまった感じはします

ロシア産のウニは利尻産に比べ価格が安いのですが、本来品質自体は悪くないといいます。築地のプロは「問題は産地以前にウニの鮮度だ」と指摘。
利尻町が4月に行った調査でも「カネマス上田商店」の製品から、鮮度の悪いウニが見つかっているといいます。

利尻町の町長は「寄付された方の思いを裏切ってしまったことを心からおわびしたい」と謝罪。産地を偽装されたウニを受け取った寄付者には、全額を返金する方針だということです。

(めざまし8 「#NewsTag」6月14日放送)