東京でもオミクロン株の市中感染が広がる中で、岸田首相が新たな方針を発表している。

これまでオミクロン株の感染者は全員が入院、そして、濃厚接触者も宿泊施設に待機としていたが、これを見直して、今後は、症状に応じて自宅療養などを活用するとした、医療の逼迫(ひっぱく)を防ぐためという措置。

これまでのデルタ株などでは、容体が急変するのではないかといった懸念もあった。

今回、大きな発表があり、WHO(世界保健機関)が、オミクロン株の症状について、デルタ株など、ほかの変異株との違いについて、新たな見解を示した。

何が違うのか、まずデルタ株など、これまでのほかの変異株は肺にまで達する特徴があり、その結果、重度の肺炎を引き起こすケースがあった。

一方で、今回のオミクロン株は、主に鼻やのどなど、首から上の部分に影響を及ぼす症例が多かったということで、つまり症状は軽症で、ほかの変異株と比べて、入院や死亡のリスクは低いという見解を示した。

ただ、WHOの担当者は、断定にはさらなる調査が必要と、慎重な見方を示している。

では、オミクロン株に感染して、例えば同居する家族と一緒に自宅療養を余儀なくされた場合に、どんなことに注意したら良いのか、東京歯科大学の寺嶋毅教授に聞いた。

最も注意が必要な点は、オミクロン株の感染力の強さだという。

せきや鼻水といった比較的症状が軽い一方で、鼻やのどの上の方にウイルスが多くいるということは、つまり、大声を出したり、せきをすることで、周囲にウイルスが広がりやすいということにもなる。

そのため、マスクや部屋の換気など、あらためて基本的な感染対策の徹底が重要であるという。

何か新たな対策ということではなく、これまで続けてきたことをしっかりと続けていくことが大切。

重症化リスクが低いという発表があったが、決してゼロではないため、呼吸が苦しいといった症状が見られた場合には、速やかに保健所やかかりつけ医などに連絡してほしいという。

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